浅井隆『浅井隆が教える史上最強の不況脱出法』の読書録

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浅井隆『浅井隆が教える史上最強の不況脱出法』

単行本:293ページ
著者:浅井隆
出版社:徳間書店
発売日:1999年(平成11年)1月31日第1刷発行

目次

はじめに

プロローグ
「日本発 世界恐慌」の可能性が高まってきた
新しいトレンドをいかに読むかが生死を決する

【第1章】 不況克服のためのポイントは、目のつけどころと先手必勝
21世紀は農業の時代である
オーガニック御殿を建てた農業の成功者たち
通勤電車の中こそ、21世紀を発見できる場所
細菌の若者にはこんなおかしなヤツがいる
社長は現場と密接であるべし
ごく日常の現実から取材しろ
銀行自身が不良債権の額がわかっていない
丸井は『大不況サバイバル読本』で危機を逃れた
「アッチラズルール」(耳の痛い情報を優先する)で組織は強くなる
二極分化時代の勝ち組になれ
環境・健康・不安解消+資産保全のビジネスに目をつけろ

【第2章】 これまでは経営者が地獄、これからはサラリーマンが地獄
首を切れないで悩んできた経営者たち
事実上、日本の銀行の半分は潰れている
バブル崩壊を甘くみて大規模投資をした者はどうなったか
偽装自殺で頻繁に電車が止まる東京
ほとんどのサラリーマンが自分で使えるお金を持っていない
会社の株を買わされて大借金を背負った悲劇は多い
内部からは本当の会社の危機はわからない
「経営者は地獄」を味わった赤坂の女将
二億円の豪華マンション住まいから六畳一間のアパートへの転落

【第3章】 相場、経済トレンドはある日突然激変する
日本がさらなるデフレへ突入するのは避けられない
私はトレンドの変化を読んで即、こう動いた
どんな立派な理論でも、外れる予測は意味がない
歴史パターンがわかれば未来が予測できる
アメリカが強いこれだけの理由
これが時代を読むための基本的枠組みだ
99年に死ぬか生きるかの大波がやってくる

【第4章】 デフレからインフレへの転換点を読め
トレンドの大転換点を見逃すな
なぜ地方自治体と国家の破産が必至なのか
赤字国債発行は国家的な詐欺である
国家が破産すればハイパー・インフレがやってくる
ムーディーズが日本国債を格下げする日
資産の3分の1はドルに換えておけ
2000年前後からインフレ傾向へ向かう
ダイヤは買うな、金を買いドル預金をしろ
日本は個人資産大国でも債権大国でもないという事実
アメリカ安泰、日本破綻の理由
食糧危機が世界的なインフレの起爆剤となる可能性

【第5章】 暴風雨のときは、シェルターにこもっていろ
『日本発世界大恐慌』の予測が本物となる時代
かくて大パニックが予測された
大底を予測して大チャンスをつかめ
混乱と混沌の時代がはじまっている
ズバリ今日の惨状を予測していた二冊の本
1930年代恐慌との驚くべき類似は何を物語るのか
大規模新事業はけっしてやるな
小さくても安くて夫婦だけでやっているような店は大儲けができる
社内に資産運用部をつくれば黒字が見込める

【第6章】 1ドルが200円を超え、郵貯が破綻する時代の財産防衛法
「3度目のパラダイム大転換」が語る大破綻の時
日銀も粉飾決算をしている
郵貯は4,5年以内に破綻する
郵貯はすでに貯金支払い能力を失っている
日本のカントリーリスクはこんなにも多い
定期預金よりケタ違いに有利なドル建てファンドに注目しろ
これが誰でも儲けられる資金運用システムだ
本当にいい投資の話はいい人脈からしか入ってこない
これが資産防衛の鉄則だ
海外優良ファンドのものすごい実力
投資の世界に「三度目の正直」はない

【第7章】 不況脱出12の法則-経済は理論どおりに動かない
実生活に結びついた本当の不況脱出法
1999年~2010年に起こる20の出来事
1.農業の時代がやってくる
2.日本は急速に老人大国になる
[1] 一般に公表されない経企庁の驚くべき未来予測
[2] 日本は自力でやっていけなくなる
[3] スキ間的なビジネスチャンスに目をつけろ
3.日米の協調PKOによって本格的な恐慌はなくなったが、逆にダラダラ恐慌と国家破産の可能性は高まった
4.デフレは今後2年ないし3年続くが、その陰でインフレの序曲がはじまる
5.中長期的にみた場合、為替は円安方向に振れる
6.1998年から2001年の間に円資産からドル資産への乗り換えが急速に起こる
7.東京都心の地価はまもなく下げ止まるが、地価の高騰は当分ない
8.今後10年以内に日本のパラダイムは大きく転換する
9.創造的破壊を経て、新産業革命を迎える
10.日本は興隆か、没落かの瀬戸際に立たされている
11.今世紀末から21世紀にかけて、ビジネスのトレンドは「不安解消ビジネス」がその主流となる
12.企業の競争概念が大きく変わる
13.市場がある日突然消滅するといった、大変な時代がやってくる
14.ベンチャー企業の時代が到来するにつれ、知的財産が非常にクローズアップされる
15.急速にサイバー、バーチャルといった概念が企業活動を変えるようになる
16.採用、転職、さらには職場にも革命的な変化が訪れる
17.かなり近い将来、日本でデノミが実施される
18.2005年までにグリーンカードが導入される
19.日本の含み経営は崩壊する
20.21世紀から22世紀にかけて、西洋から東洋への文明の大移動が起こる
なぜ不況は長期化するのか
1.資本主義史上最大のバブル崩壊
2.右肩上がりの成長神話の崩壊
3.大競争時代に突入
4.アメリカの逆襲
5.パラダイム大転換
これからどんなビジネスが伸びるのか
1.不安解消ビジネス
2.環境ビジネス
3.ビジョン提示ビジネス+精神性を重視するビジネス
4.コスト削減ビジネス
5.情報提供ビジネス+真の付加価値をつけるビジネス
6.小型化および利便性追求ビジネス=コンビニ
番外1 東洋ルネサンス的ビジネス
番外2 オンリーワンビジネス
浅井隆の史上最強の不況脱出法
1.ツケを先送りしない
2.本当のリストラをきちっとやり、再投資する余力をもて
3.21世紀型ビジネスの芽を社内につくれ
[1] 新事業
[2] 経営のやり方
4.正しい危機意識をしっかりもて
5.情報を本気で集めろ-コストと手間を惜しむな
6.世の中にはこうしたご時世でも、儲かっているところがけっこうある
[1] トレンドに乗るための情報+特殊なノウハウをちゃんともっている
[2] 基本をしっかり守る
7.情報収集とともに大切なのがカン(直感)
8.歴史を勉強し直せ
9.ビジョンをきちっと示せ
10.地道な努力とシミュレーションの積み重ね
11.アメリカに学び、ベトナムへ行け
12.人間やってできないことはない(あきらめるな)
経営者は自分で地獄を見ながらやるしかない

【第8章】 ニュービジネスで勝機をつかめ
不況を逆手にとりながら21世紀型のトレンドに乗ること
実例1.新しい手法による会員制リゾートマンション
実例2.個人債権回収代行業
実例3.企業倒産をめぐる「駆け込みビジネス」
実例4.老朽化マンション建て替えビジネス
実例5.ハイセンス=ハイクオリティ・マンション
実例6.日本発の文化を売るビジネス
実例7.系列の枠を越え低価格・スピード商談を可能にするビジネス
実例8.国に頼らず自主独立の哲学をもつ企業
実例9.フリーエージェントが日本を変える
実例10.失業者支援ビジネス
実例11.富裕層を狙った投資関連ビジネス
実例12.独自の財務哲学とケチ精神で業績を伸ばす企業
ニュービジネス4つの基本原則
ニュービジネスで注目すべき4つのポイント

【第9章】 こういう時代は勝つことよりも負けないことを考えろ-60点前進法
私は絶対に潰れない会社をつくった
「第二海援隊」のビジョンとは何か
アメーバのように変化していく組織をめざせ
スタンディングセッションで俊敏な動きをつくれ
部下を動かすにはよい情報とよいビジョンを示せ
損切りできる額しか投資しないこと
60点でいいから匍匐前進せよ

エピローグ
夜明け前が一番暗い-賢者は最悪を想定しつつ楽観的に行動する
浅井隆からのお知らせ

以下読書録作成予定