森木亮『消費税が20%を超え、1ドルが200円となるこれだけの理由』の読書録

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森木亮『消費税が20%を超え、1ドルが200円となるこれだけの理由』

単行本:259ページ
著者:森木亮
出版社:第二海援隊
発売日:1999年(平成11年)4月14日初版発行

目次

はじめに

【第1章】 国が破産するとどうなる?
-国の借金は国民が返済し続けなければならない

破産って何?
自己破産と国家破産はどう違う?
破産のパターンはインフレと増税
インフレと増税は国家破産のパターン
なぜ今回調整インフレは成り立たないか
国家破産には「免責」はない
過去2回の日本の国家破産
第2の破産は昭和恐慌
現在の状況は昭和恐慌に驚くほどよく似ている
3度目の国家破産は経済敗戦
日本はタイタニック号
「構造改革」とは何をどう変えること?
経済にもバイオリズムがある
財政の手綱を取り戻せ
日本国の格付けはすでに低下している

【第2章】 個人金融資産1200兆円の嘘
-個人と国には本当はどれだけ資産があるの?

個人金融資産は612兆円しかない
個人金融資産1200兆円の嘘
国に金があるのではなく、三菱やトヨタにある
ストックの国有財産はたったの5兆円!?
赤字の国有施設をだれが買う?
海外純資産
EUの2つの基準は世界の基準になる
借金を嫌うヨーロッパ
日本企業の本社が外国に移ると・・・?
貿易収支より国際収支
日本は「親子の赤字」に襲われている
2000年、爆発指数は150を超える

【第3章】 国債バブルの行方
-借金王国になって当然の仕組み

爆発指数が100を超える理由
国債って何?
国債の利率と価格と利回りについて
いまなぜ国債の人気が高いか
国債に「黒字国債」はない
なぜこんなに国債が膨れ上がったのか?
「60年償還ルール」と「借換債」が借金をしやすくする
社会資本は30年しかもたない
初公開!日本の資金繰り状況一覧
国債人気は国力の相対的低下を象徴している
国債はすでに売られている
徳政令か大増税か?

【第4章】 99年、地方自治体の破産が続出
-借金まみれの現状

99年、自治体破産が続出する
自治体の借金残高176兆円
なぜ地方財政はこんなに逼迫したか
公債負担比率15%以上の自治体が半分以上
国と自治体のゆがんだ関係
国対地方-歳入は1.5対1、歳出は1対2
悪名高い地方交付税
賢者の選択は「マイナス予算」
本当の地方自治体へ

【第5章】 郵貯は自主廃業に追い込まれる?
-2000年に郵貯から90兆円が逃げていく

郵政事業は民営にならなかった・・・
財政投融資って何?
なぜ危ないところに投融資する?
政府系金融機関の不良債権が拡大
いちばんの問題児は特殊法人
国鉄清算事業団の負債23兆5000億円
浮上してきた「第2の国鉄」
郵貯はもう「裸の王様」
2000年、あの定額貯金の満期がくる
理財局廃止は何を意味するのか
法律を守るとどうなる?
シティバンクは地銀と組んだ
2つの謎「需品費」と「渡切費」
さようなら国営郵貯

【第6章】 厚生年金も廃止し、民営化へ
-厚生省の筋書きはすでにE案に決まっている

年金の不安はもうかなり浸透している
積み立て方式と賦課方式
A案からE案まで
多数決では中庸の策のC案だが・・・
A~Dはどれもドンブリ勘定
隠されるから不安になる
答えはE案
350兆円の積立不足は『認識国債』でファイナンス
諸外国ではすでに民営化
人生設計を狂わせない仕組みが大事

【第7章】 円の没落
-1ドル=200円になる日はいつか

1999年、「陶酔的熱狂」から10年
円が上がる可能性はあるか?
日本金融界の司令塔日銀が破産の危機に瀕している!?
日銀は独立性が低い
改正日銀法も期待はずれ
中央銀行が粉飾決算!?
日銀のおかしなバランスシート
ここでも問題は国債の存在

【第8章】 景気を回復させ、日本をまともな国に戻す6つの提案
-財政規律を回復させない限り、景気は回復しない

1.財政規律の回復
2.独占撤廃
3.官庁半減型東京特別区をつくる
4.高額紙幣を発行する
4´.高額紙幣には人格的リーダーの肖像を
5.恒久減税には消費税の益税を
6.国有財産を売却せよ

エピローグ
おわりに

以下読書録作成予定