朝日選書690 湯沢雍彦(編)『少子化をのりこえたデンマーク』の読書録

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湯沢雍彦(編)『少子化をのりこえたデンマーク』

単行本:243ページ
著者:湯沢雍彦(編著)
出版社:朝日新聞社
発売日:2001年(平成13年)12月25日第1刷発行

目次

はしがき

【第1章】 デンマークという国
イメージとしてのデンマーク
高い生活水準
高い政治意識
とても小さな国

【第2章】 上昇した出生率
下がる一方の日本の出生率
デンマークの出生率の低下と上昇
出生率上昇への転換
私たちの目的

【第3章】 男女の出会いと出産
高校生でパートナー探し
望ましい結婚相手
同棲を経てからの結婚が当たり前
結婚登録を決心する時期
子どもの半分は未婚の母から生まれる
三人の子どもが理想
避妊相談は健康保険、避妊具は薬局で

【第4章】 同棲・結婚・離婚
1977年ごろまでの動向
結婚の増加と離婚の減少
登録婚の実際
婚姻法の推移
離婚の法と現実
子どものいる夫婦の離婚

【第5章】 共働き家庭と社会の子育て協力
新生児家庭への支援
フィン県のファミリーセンター
産前・産後の休業
労働市場対策としての育児休業
育児休業の問題点
看護休暇
育児家庭への負担軽減制度
親の時代は仕事、今は家庭がいちばん大切
家族責任という理想の登場
小さな子どもの自己決定を大切に
子どものためのデイケア施設
乳幼児保育園
三歳児神話についての親の考え方
保育ママ
保育園と統合保育園
学童保有センター
特別な世話を必要とする子
夫婦の子育て協力の実状
デンマークの子育てのしやすさ
デンマークでの男女平等、育児の問題点

【第6章】 子どもは学校の中でどう育つか
大人である若者
義務教育についての考え方と就学体系
義務教育終了後の就学体系
遊びの重視
対話による遊び
7年生まで試験はしない
学校の中の人間関係
行き届いた就業教育
大学入学前の社会経験
学校外の教育と余暇活動
日本への教訓

【第7章】 子どもをめぐる風景
幼稚園の夕方ハイキング
子どもの森公園
関門が待つ歩くゲーム
里親・里子制度
養子縁組
少年犯罪への対応

【第8章】 ユニークな社会の人育て
フォルケオプリュスニングとは何か
主な「余暇活動」組織と施設
余暇活動の社会政策的役割
リウ国民高等学校
国際国民高等学校の学生たち
多様な生き方、自分の行き方
カーレボ・ユーススクールの活動
シルケボー・ボールクラブ
豊かな「余暇活動」を支えるもう一つの側面

【第9章】 高齢者の暮らし方
老人の存在
家族との関係
仕事と生活費
悩みごと、心配ごと
趣味の楽しみ
寿命の短さ
ローゼンガード・センター
いろいろな助け合い

【第10章】 特色ある市民の意識
国際比較してみる
男女の意識の違い

【第11章】 まとめに代えて
上昇・安定した出生率の原因
日本の対策への提言
デンマークの弱点

あとがき

以下読書録作成予定