少子高齢化がニッポンを救う! 原田泰『人口減少の経済学』の読書録

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原田泰『人口減少の経済学』

単行本:238ページ
著者:原田泰
出版社:PHP研究所
発売日:2001年(平成13年)12月26日第1版第1刷発行

目次

はじめに

【第1章】 人口減少社会では、一人ひとりがもっと大事にされる
西暦3000年の日本の人口は9454人
逆ピラミッド形こそ人間の最大の幸福
人口減少で一人当たりの所得は急速に伸びる
人口抑制は産業革命の本質
年金カットが当面の急務
人口を増やすためにかかるコスト
人口減少社会をいかに生き抜くか

【第2章】 人口減少で生産性が上昇し、日本経済は発展する
労働力人口が減っても生産性が上昇する理由
アメリカに比べて日本の労働生産性はまだまだ低い
少子高齢化してもキャッチアップは可能
国民一人当たりの実質GDPは確実に拡大する
土地・住宅を活用してライフスタイルを変える
逆住宅ローンで老後の生活が豊かになる
人口減少がもたらすゆとりある住環境
混雑の緩和でもっと豊かになる
人口減少を恐れるな

【第3章】 働きたい女性・高齢者の参加で、日本経済は一層発展する
働きたい女性の労働参加を支援する
母親が就業する選択肢を活かせる社会づくり
アメリカにおける働く母親への支援
フランスにおける働く母親への支援
保育所コストの引き下げが急がれる
専業主婦の就業意欲を阻害する諸制度
家事・育児をサポートするサービス供給が不可欠
労働意欲あふれる高齢者の参加を支援する
自営業比率の低下と雇用者の労働力率の上昇
公的年金制度と高齢者の労働力率
高齢者雇用への取り組み
働き方の多様化がますます進展
外国人雇用の問題点
女性・高齢者の働きで人口減少社会を支える

【第4章】 介護の充実・医療の効率化が豊かな高齢社会をもたらす
『介護地獄』への不安は解消されるか
介護の経済的負担はこんなに重い
介護保険の目的とその仕組み
介護保険がもたらす三つのメリット
船出はしたものの課題山積
介護保険は福祉産業の発展にも貢献する
日本の医療はどこまで効率化できるか
1.高い老人医療費を見直す
2.多すぎる受診を改善する
3.多すぎる高額医療器を是正する
4.高い薬剤比率を見直す
5.社会的入院を解消する
6.出来高払い方式を見直す
7.医療周辺業務の外部委託を進める
介護も医療も顧客本位の発想を取り入れるべき

【第5章】 年金改革で高齢社会のコストを下げる
現行の年金制度が成立した経緯
なぜ賦課方式になったのか
賦課方式は何が問題なのか
賦課方式と積立方式の違い
年金不安の本当の原因は何か
このままでは年金の負担は不可能
年金制度はこれまでどう変わってきたか
日本の年金は世界一高い
日本では高齢者の方が平均では豊か
少子高齢に則した年金制度の構築が急務
1.賦課方式か積立方式か
2.税方式か社会保険方式か
今のままならどうなるか
年金制度のスリム化は世界的流れ
確実なものは不確実なものよりも価値がある

【第6章】 人口減少社会の到来で高齢者の生活はどうなる
人生80年以上を前提に準備を怠らない
高齢者の生活を国際比較する
1.生活の満足度
2.生活の困窮度
3.ボランティア活動への参加
明るい高齢社会に向けて

おわりに

以下読書録作成予定