注目の新金融商品のすべてがわかる! 北山雅一『得する変額個人年金保険早わかり』の読書録

厚生年金・国民年金増額対策室年金読書録(年金、年金生活、社会保障関連の本) > 北山雅一『得する変額個人年金保険早わかり』の読書録

厚生年金・国民年金増額対策室

北山雅一『得する変額個人年金保険早わかり』

単行本:209ページ
著者:北山雅一
出版社:実業之日本社
発売日:2002年(平成14年)8月13日初版第1刷発行

表紙

賢い投資家になろう
・優れた商品、危険な商品の見分け方
・商品の仕組みと、得する使い方がかわる
・資産配分(アセット・アロケーション)をやさしく解説
・賢い安定運用のノウハウを網羅

目次

【第1章】 カタログを読む前に-まず、運用の基本を知ろう

1.今なぜ変額年金が必要なのか?
商品の選択眼と、確かな運用知識を身につけよう
個人の運用にもリスク管理が必要な時代
超低金利に加え、ペイオフが開始される
生命保険で利殖する時代は終わった
崩壊しつつある公的年金制度
今や企業財務をも圧迫する企業年金
「空白の5年間」をどう乗り切るか
2.カタログを読む前に-まず、運用の基本を知ろう
戦略的マネープランとは何か?
3.投資結果を決める3つの要素
まず、投資目的、投資スタンスをはっきりさせる
いつ、どれだけのお金が必要なのかをはっきりさせる
運用スタンスはどのように決めるのか
4.まず、ライフプランを立てる
運用にライフプランを反映させる
5.「アセット・アロケーション」で不確実性をコントロールする
不確実性をどうコントロールするか?
まず、投資対象を主要資産に分類して考えてみる
異なる資産の組み合わせでリスクが減少する
6.賢明な投資家として行動しよう
アセット・アロケーションで自分に最適なポートフォリオを構築する
インテリジェント・インベスター(賢い投資家)として行動しよう
7.変額年金と投資信託、どちらが有利か?
利便性、税制、信用リスクの点で違いがある
利便性-資産管理が容易な変額年金
税制でも変額年金が恵まれている
「信用リスク」と「価格変動リスク」を二重に抱えている点に注意
「解約控除」にも注意

【第2章】 変額年金の基礎知識を身につける

1.変額年金と定額年金、違いは何か?
変額年金は運用次第でリターンが変わる
低リスクで低リターンに固定するか?リスクを取って景気変動の波に乗るか?
消費者と保険業界の中間地点にある商品、それが変額年金
2.変額年金の基本的な仕組み
[1] 運用でリターンが決まる積立期間
[2] 年金支払い期間でも変額運用は可能だが定額運用もあり
[3] 貯蓄機能に加えて死亡保障の機能もあり
[4] 早期の解約にはペナルティが
[5] 不意の出費には契約者貸付の利用も可能
[6] 軽視できない諸経費負担
3.変額年金の受け取り方のいろいろ
確定年金
保証期間付終身年金
保証期間付夫婦年金
4.変額年金の税務
[1] 保険料に対する税務
[2] 年金に対する税務
[3] 解約返戻金に対する税務
[4] 死亡給付金
5.カタログを読む際のポイント

【第3章】 失敗しない商品選び・5つのポイント

1.手数料(コスト)に着目する
最も確実に収益を上げる手段-それはコスト管理
手数料の中身をチェックしてみよう
手数料の高さと運用成績はあまり関係がない
一見、魅力的なサービスもコストとの関係を考える
お勧めできない「手数料率非開示型」商品
2.良質なファンドを用意しているか?
ファンドは中長期にわたって実績のあるものを選ぶのが無難
保険会社と運用会社は「独立」した関係であることが望ましい
バランス型ファンドも運用内容の透明度が高いものを選ぶ
3.客の立場に立ったコンサルティングが受けられるか?
情報提供はサービスの最重要項目
4.透明度の高い情報公開(提供)を行っているか?
インターネットやコールセンターで自分の口座を随時チェックできることが大切
5.経営は安定しているか?
ソルベンシーマージン比率とは何か?
基礎利益をチェックする
「格付け」を参照する
金融自由化時代は、「相互会社」より「株式会社」

【第4章】 アセット・アロケーションによる変額年金の運用法

1.運用リスクをどう軽減するか
2.アセット・アロケーションによる分散投資効果
3.最適な資産配分を選択する-リスク許容度と有効フロンティア
4.自分に必要な老後資金を計算する
5.老後の資金状況をシミュレーションする
6.最適なポートフォリオ(資産配分)を設計する

【第5章】 Q&A 変額年金加入の応用編

Q1 変額年金と投資信託はどう違うのですか?
Q2 変額年金はだれに合った商品でしょうか?
Q3 もし、生命保険会社が破綻したらどうなりますか?
Q4 生命保険会社の財務内容を判断するには?
Q5 変額年金には特約がついていますが、加入したほうがいいのでしょうか?
Q6 年金の受け取り方にはいろいろな種類がありますが、どのように選べばよいのでしょうか?
Q7 変額年金の保険料の払い方には様々ありますが、どのように払うのが理想的でしょうか?
Q8 もし、運用がうまくいかなかった場合には、どう対処したらいいでしょうか?
スイッチングで積極的にリターンを狙いたいとも考えているのですが
Q9 年金受給期間中は、変動型と定額型のどちらの運用方法を選べば良いのでしょうか?
Q10 法人で加入しようと思いますが会計処理はどうなりますか?
Q11 年金受取期間中に被保険者または年金受取人が死亡した場合の課税はどうなりますか?

【第6章】 実践・ケーススタディ集 ポートフォリオを組み立てよう

事例1 サラリーマン・川端さんの場合
事例2 OL・花井さんの場合
事例3 シングルマザー川村さんの場合
事例4 退職金をうまく活用したい加藤さんの場合
事例5 フローリッチの開業医・野口さんの場合

以下読書録作成予定