時代の矛盾が凝縮 風樹茂『ホームレス人生講座』の読書録

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風樹茂『ホームレス人生講座』

新書:232ページ
著者:風樹茂
出版社:中央公論新社
発売日:2002年(平成14年)11月10日発行

裏表紙

過酷な状況に置かれているホームレスには、
時代の矛盾が凝縮されている。
様々な世代のホームレスの個人史を辿ることにより、
日本が失ってきたものを浮き彫りにした異色のルポタージュ。

目次

はじめに

【第1章】 復興の戦士、歪な新人類たちの憂鬱
元歌手そしてエリートサラリーマン=大野哲男(59)さんの場合
時代の先端を行った商業デザイナー、上野のゴーギャン(59)の場合
大野さんとゴーギャンが生きた時代

【第2章】 団塊の世代、エリートたちの誤算
東大大学院出の先生(54)の場合
エリートホームレス(53)の場合
先生とエリートホームレスが生きた時代

【第3章】 あらかじめ失われた世代、モラトリアムと新人類
路上の哲学者(46)の場合
新人類世代、プチ野宿青年(38)の場合
路上の哲学者とプチ野宿の青年が生きた時代

【第4章】 エネルギー過剰な人々
元女子プロレスラー(46)の場合
元ヤクザ兼ホスト、ホームレス村長(46)の場合

【第5章】 無縁地獄の世界
戦後、無縁の潮流
酒鬼薔薇聖斗に見る無縁ゆえの犯罪
国際化の申し子である私の場合
無縁の者が作る社会、無籍国家アルゼンチンと日本
寅さんの時代の終焉

おわりに

以下読書録作成予定