弱肉強食時代を生き抜く生活防衛術 森永卓郎『年収300万円時代を生き抜く経済学』の読書録

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森永卓郎『年収300万円時代を生き抜く経済学』

単行本:205ページ
著者:森永卓郎
出版社:光文社
発売日:2003年(平成15年)3月1日初版第1刷発行

目次

まえがき

【第1章】 日本経済に起きた「最大の悲劇」
・小泉改革の「痛みに耐えればよくなる」は真っ赤なウソ
・デフレへの対応を根本から間違えている
・失業の拡大は国家犯罪である
・失業の拡大は日本の将来に禍根を残す
・それでも小泉内閣はデフレ政策を続ける
・「増税」で庶民へ牙をむき始めた小泉改革
・「不良債権処理」加速化という悪夢
・不良債権処理が進んでも、景気が回復することなどありえない

【第2章】 日本に新たな階級社会が作られる
・「カネの亡者」が日本を階級社会に作り変えるシナリオ
1.ITバブルを起こして、盛り上がるための「頭金」を作る
2.デフレで企業を追い込む
-「逆バブル」で誰が儲かるのか
3.不良債権処理を強行して、放出された不動産を二束三文で買い占める
4.デフレを終わらせてキャピタルゲインを得る
-期待の切り替えで、デフレは止められる
-竹中大臣の日本再建モデルは韓国
5.さらなる弱肉強食社会へと転換する
6.国民に反論させないための「罠」を仕掛ける
-デフレの初期は多数が「勝ち組」になる
-インフレの脅威から抜け出せない
-小泉首相の「シャーデンフロイデ」演出
-銀行トップは「悪者」というより「間抜け」

【第3章】 1%の金持ちが牛耳る社会
・所得格差が100倍の時代
・賃金の低下はさらに厳しくなる
・私が「アメリカ型社会」に反対する理由
・日本が選択する社会モデルは2つある
・アメリカン・ドリームの嘘
・アメリカは「フェア」じゃない
・所得格差が拡がるだけでなく、仕事の量でも差が生まれる
・年収が300万~400万に下がっていく
・年収階層の差がそのまま子供の学力差となる
・土地価格の二極化とスラム化
・食料と医療も二極化
・今後は「成長業種」というもの自体がなくなる
・「外資系」「転職」「ステップアップ」の幻想
・景気が回復しても、企業は以前のように正社員を採用しない
・「自分は勝ち組になれる」という幻想を捨てろ

【第4章】 年収300万円時代の「豊かな」生き方
・世界に冠たる「高所得」日本人の「貧しさ」
・年収300万円は貧乏か
・「人生を犠牲にして働く」という発想を変えろ
・「変人」こそクリエイティビティに溢れている
・年収300万円を稼ぐのも楽じゃない
・30歳を過ぎてからの転職
・「副業」「複業」を始めよう
・「休みはとれない」は大きな間違い
・生活レベルを下げることへの不安を解消する
・家を買うべきか、借りるべきか
・資産運用をどうすべきか
・田舎暮らしも一つの選択
・「老後のための貯蓄」よりもすべきこと
・本当に「豊かな」生き方とは

あとがき

以下読書録作成予定