給料激減でも豊かに生きるための「新・生活防衛術」 森永卓郎『(続)年収300万円時代を生き抜く経済学』の読書録

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森永卓郎『(続)年収300万円時代を生き抜く経済学』

単行本:255ページ
著者:森永卓郎
出版社:光文社
発売日:2003年(平成15年)11月25日初版第1刷発行

目次

まえがき

1章 年収300万円時代は確実にやってくる

・日本経済は暗黒の3年間に突入した
・株価が2ヶ月あまりで急上昇した単純な仕組み
・小泉・民営化のまやかしと冷酷非情な「切り捨て」人事
・「小泉・構造改革」の本質は弱肉強食社会の実現
・不良債権の処理は低賃金層を量産する
・金持ちを太らせ、デフレに苦しむ国民を追い詰める税制改革
・規制緩和は一部の高所得層と低所得層に二極分化させる
・デフレからの脱却チャンスが潰された3つの理由
・メガバンクが国有化され、経験したことのない恐怖に襲われる
・景気が回復しても、年収300万円時代は確実にやってくる
・この悪政に、なぜ誰も立ち上がらないのか
・仮に民主党が政権を取ってもシナリオは変わらない
・年収300万円でも創意と工夫次第で十分に豊かな生活ができる

2章 生活を無理なく見直し豊かに暮らす「知恵と工夫」

・限られた収入を効率的に使って、いかに幸福な生活をつかむか
【支出を見直そう】
・交渉力次第で住宅ローンの金利は下げられる
・住宅ローン借り換えの際、目先の利益ばかりに囚われてはいけない
・消費者金融やカードローンも見直せる
・保険の安易な解約、掛け替えは逆に損になる
・必要以上に掛けすぎている保険をチェックする
・失業などで生活苦に陥ったら国民年金保険料を減額できる
・負担増の社会保険料を減額するウルトラCがある
・家賃が下がり、生活物価も下がる郊外的生活に
・地方公共団体の家賃補助制度を活用する
・公的住宅に住み替える
・教育費の見直しは子供の素養を見てから
・医療費節約のために、公的医療費補助制度を利用すべき
・食費は発想の転換と、ちょっとした手間を掛けるだけで抑えられる
・衣料費の見直しは、つまらない見栄を捨てることから
・諦めてはいけないサラリーマンの節税対策
・レジャー費は無限にある割引制度を利用しよう
【収入を見直そう】
・小遣い、生活費を補填する方法は無数にある
・インターネットを活用した副業で小銭を稼ぐ
・妻も働いてダブルインカムが断然得だ
・リスクの少ない資産運用の極意とは
・「積極的に諦める」生活防衛術

【3章】 心豊かなライフスタイルを模索し実践する人たち

・会社のためではなく、自分のための幸せ
【ひたすら走り回る都会の生活をオフした半農半ライターという生き方】
2001年1月14日 当たり前の自然に囲まれて
4人家族で年間200万もあればゆうゆう食べていけます
2002年7月24日 風が吹くと、米の匂いがする
2002年8月26日 米が穂を出し始めました
2002年9月28日 秋の農繁期
2002年11月20日「金はないが、毎日が楽しい」
2003年7月19日 地元に受け入れられた
2003年8月20日 日本人としてのアイデンティティー
2003年8月31日 いま稲の花がまさに咲いています
【新幹線通勤によって実現した一挙両得の快適ライフスタイル】
ライフスタイルを変えるためには、必然性が必要
子供たちのことが特に気がかりだった
都心では得られないものが手に入った
1人になれる貴重な空間ができた
在来線の遠距離通勤でもできること
【年収800万円を捨て、茅葺き屋根職人に転職した理由】
「とにかく金ばっかりではないだろうという思いがあった」
「自分の命をどう使っていくかと考えたときは、好きなことをしたほうがいい」
「面倒くさいことをやると、付加価値がついて戻ってくる」
「自分の仕事に誇りを持っている」
【お金はないけど不安もない老後、信頼できる仲間との共同生活】
お金より重要なことは、自分を必要としてくれる場
取り決めはしないのが、唯一の取り決め
お金が無いから幸せということもある
・損得だけで動く市場原理を超えたところに、支え合う仲間を持っている

【4章】 本当の幸せとは?私自身の「年収300万円時代」

・日本の政策は、金持ちサロンで決められている
・デフレ不況は、弱い人たちを、私の仲間たちを傷つけている
・私の原点
・いまにつながる最初の仕事
・私の「年収300万円時代」
・収入は低いが、自由に溌剌と生きている人たちとの付き合い
・それでも「勝ち組」になりたいあなたへ
・最後まで市場原理主義の連中と戦っていくという、ささやかな覚悟
・年収300万円でも豊かに暮らす「予算管理とリスク管理」

あとがき

以下読書録作成予定