生活者の「家計」から日本経済を分析し、問題点と対応策を提示 橘木俊詔『家計からみる日本経済』の読書録

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橘木俊詔『家計からみる日本経済』

新書:213ページ
著者:橘木俊詔
出版社:岩波書店
発売日:2004年(平成16年)1月20日第1刷発行

目次

はしがき

【第1章】 行き先を見失った日本経済
1.経済成長至上主義の限界
2.長期不況を脱却するための政策論議
3.家計から日本経済の変質をみる意義

【第2章】 家計からみた戦後の日本経済
1.戦後日本経済の軌跡-家計の貧困から経済大国へ
2.消費の拡大
3.高い貯蓄率とその後の推移
4.働き手はどう変わったか
5.教育水準の飛躍的向上
6.働き手としての女性はどう変化してきたか

【第3章】 豊かさを実感しない家計の存在
1.経済成長を支えた長時間労働
2.高すぎる物価水準
3.改善の遅れる住環境
4.生産者優位と後回しにされる家庭経済

【第4章】 家計の経済危機
1.貧困家計の増加と所得格差の拡大
2.長時間労働と失業不安という矛盾
3.高まる将来への不安
4.新しい抗争の出現-世代間格差・不公平

【第5章】 社会保障制度改革と家計の対応策
1.社会保障制度の改革
2.低成長下でも豊かに生きていくために

あとがき
参考文献

以下読書録作成予定