霞ヶ関、永田町を知りつくした著者による、年金をめぐる緊急提言 榊原英資『年金が消える』の読書録

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厚生年金・国民年金増額対策室

榊原英資『年金が消える』

単行本:213ページ
著者:榊原英資
出版社:中央公論新社
発売日:2004年(平成16年)3月10日初版発行

目次

まえがき

【第1章】 静かなる反乱
財政再計算という「不思議」な制度
厚生官僚達の夢
田中角栄の「土建国家」と年金
政治と行政の堕落
静かなる反乱
コラム1 年金の財政再計算
コラム2 1980年の年金改革失敗と1985年の抜本改正
コラム3 積立方式と賦課方式
コラム4 女性と年金

【第2章】 公的年金はインフレ時代の遺産
構造的インフレ時代の終焉
技術改革の波と市場統合
企業はどこにいくのか
日本株式会社の福祉国家路線は夢か
年金はインフレ時代の悪い夢

【第3章】 企業の年金からの撤退
退職金が消えていく
企業年金改革の方向
変わっていく企業の形と企業年金
企業への付け回しはもうできない
コラム5 厚生年金基金の代行返上
コラム6 ハイブリッド型年金とキャッシュバランス・プラン
コラム7 401K-アメリカの確定拠出型年金

【第4章】 厚生官僚達の野望と誤算
1万トンの豪華観光客船
出生率急低下という誤算
先進国共通の悩み
移民政策の抜本的改革を
コラム8 スウェーデンの年金改革
コラム9 ブレア政権の年金改革

【第5章】 腐っている年金資産
修正積立方式というマジック
資産を浪費した厚生官僚達
財政投融資計画の原資は年金です
郵貯・簡保・年金を使いつくした日本政府
道路公団と郵政事業は民営化より廃止を
コラム10 財政投融資制度の抜本改革

【第6章】 年金制度はどこにいくのか
問題含みの政府案とあいまいな民主党案
経済同友会の抜本的な年金改革案
政府は金融部門から撤退を
年金制度をどうやって変えるのか
年金改革は永田町・霞が関改革
コラム11 2004年度年金制度改革
コラム12 民主党の年金改革案

【第7章】 自己防衛のための7か条

あとがき

以下読書録作成予定