しのび寄るインフレの恐怖 太田晴雄『あなたの年金生活は崩壊する!』の読書録

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太田晴雄『あなたの年金生活は崩壊する!』

単行本:222ページ
著者:太田晴雄
出版社:あうん
発売日:2004年(平成16年)5月26日初版第1刷発行

目次

プロローグ あなたの年金生活は崩壊する!
インフレの恐怖が年金生活者を直撃する
年金の崩壊は決定的になった!

【第1章】 年金崩壊の軋みが聞こえる
人口の推移を見るだけでも年金崩壊は既定の事実
もらえないのに払うやつがいる訳がない
5年後、10年後あなたは確実にバカを見る
人口減少、運用マイナス、逆ザヤ、国はまだウソをつくのか!
かくして、5年後にはあなたの年金はゼロになる

【第2章】 しのび寄るインフレ、その兆候が見えてきた
インフレの足音が聞こえる
デフレの条件、インフレの条件とは
中国元の切り上げがインフレの合図だ!
疫病の蔓延で物価急上昇
インフレの引き金、公共料金の値上げは増税と同じだ
消費税の値上げは国民の懐を直撃する
泣きっ面に蜂-国の借金の肩代わり
デフレ経済からインフレ経済への転換期に差しかかった日本
今後のインフレは果たして何型のインフレか?

【第3章】 もう、誰も打つ手がない1000兆円の公的債務
今や公的債務は個人金融資産に接近する
経済敗戦に向かってまっしぐらに突き進んでいる日本
財政破綻に向けてカウントダウンが始まった!
いまだ宴の後の虚脱感から抜け出ていない日本経済
この後始末は誰がする!
長期金利のトレンドが変わった
03年4月の国債相場は大天井
資産凍結、預金封鎖、新札発行で年金生活は激変する
日銀資産の劣化、市中銀行所有の国債が暴落する
コイズミノミックスでインフレを起こすしかない

【第4章】 物価が上がり始めた!2004年はインフレ元年
米の値上がりは食品の値上がりの先導役
食肉の値上がり、その舞台裏
原油、化石エネルギーのコストプッシュ
消費者物価指数は上昇トレンドを描き出した
財政インフレと中国発のインフレが複合的に襲ってくる
インフレはこんな順序で起こってくる
-海上運賃の値上がり
-鉄鋼製品の値上がり
-セメントの需給も逼迫、3年連続値上げ
-ゴム
-非鉄金属
-食料品
-原油の値上がり
-石油原料製品
-金はインフレの先行指数
いよいよ、インフレの引き金に手がかかった
どんな商品群がインフレに追随できるか
価格の逆破壊が起こってくる
ハイパーインフレか、調整可能なインフレか

【第5章】 不動産の二極分化が始まった!
下げ止まりの不動産、続落する不動産
人口減少は不動産価格の足を引っ張る
不動産はヘッジの対象になるのか
上がる土地と下がる土地が混在する
95%が下がって5%の不動産が上がる
都心回帰とリタイアトレンドの綱引き
今度のインフレで日本の不動産はこうなる

【第6章】 年金生活者をインフレが直撃する
消費者にとって恐ろしい生活用品の値上がり
財政破綻で国民の財産は国家に収奪される
新札発行でタンス預金はあぶり出される
住民基本台帳ネットワークで国民資産は素っ裸
年金生活者、低所得者は地獄の苦しみを味わう

【第7章】 来るべきインフレこそ儲けの絶好のチャンス!
変化の早いインフレの波に気づいた人には大チャンス
どこの外国通貨に分散させるのが得か
株式市場はインフレヘッジになるか
金はインフレには強い縁の下の力持ち
やはり強い海外の元本確保型ファンド
海外の金融機関の特徴を知り、資産疎開させること
円資産だけでは日本国破産と心中になる
デフレモードからインフレモードに頭を切り換えよ!

エピローグ これから10年、このラストチャンスを逃すな
二極分化で8割の貧乏人と2割の金持ちに分かれる
さあ、インフレで勝者になるためにはこの知恵を持て!

以下読書録作成予定