「預金封鎖」に次ぐ衝撃作 国は「相続」と「貯蓄」で毟(むし)り取る 副島隆彦『老人税』の読書録

厚生年金・国民年金増額対策室年金読書録(年金、年金生活、社会保障関連の本) > 副島隆彦『老人税』の読書録

厚生年金・国民年金増額対策室

副島隆彦『老人税』

単行本:258ページ
著者:副島隆彦
出版社:祥伝社
発売日:2004年(平成16年)9月10日初版第1刷発行

目次

まえがき

【第1章】 新たなる「徴税」の思想
-累積財政赤字1000兆円に呻く政府の『密計』を暴く

国は、資産家のお金を取り上げる
税務署と相続人との「折り合い」
税額は、実は「さじ加減」で決まっている
「10分の1」という隠されたルール
すでに実施されている「外形標準課税」
頭割り課税=人頭税の思想が復活する
なぜサラリーマンだけが「代理徴収」されるのか
国は「売上税」を20年前から研究しつづけている
消費税には「納税のクセをつけさせる」意図がもともとあった
「付加価値税」の「付加価値」とは何か
なぜ日本の固定資産税は欧米よりも安いのか
本当の「国民負担率」を明らかにせよ
「お金持ちから、もっとたくさんの税金を取る」方針が決まった

【第2章】 国の「獲物」は老人である
-「年金」にさえも触手を伸ばす「政府税調」の企て

ここが課税強化の「大本営」だ
日銀に乗り込んだ、財務省のドン
アメリカの「日本金融管理」の陰で行われたこと
お年寄りの年金に税金がかかってくる
定年退職後に待ち受ける悲惨な将来
「夫婦2人で月に6万円」というアメリカの年金額
日本もアメリカも、天下りの構図は同じである
会社からどんどん正社員がいなくなる
「消費税」アップではなく、狙いは「売上税」の導入
商品の「総額表示」に隠された国の意図
税金は、かけようと思えば何にでもかけられる
所得税中心の税体系は崩壊している
「外形標準課税」の問題点とは
おかしな「二重課税」がまかり通っている

【第3章】 あぶり出される国民資産
-ついに日本にも「納税者番号制度」が導入される

「タンス預金」の本当の正体
あぶり出される、貯め込んだ財産
新札切り替えと預金封鎖はどのように行われるのか
財産に課税される「25%」の意味
郵貯「名寄せ」での「国債買い」は強制預金だ
納税者番号制度とセットになった金融所得課税
なぜ国は「損をした分」の税金を戻さないのか
国が狙う「相続税を広く薄く負担する仕組み」の本音
相続税も、やはり真実は「10分の1」課税だ

【第4章】 この国の「金融」はどこに行くのか
-「目がバンク統合」と世界規模の『脱税』を結ぶ糸

2005年4月のペイオフ解禁をどう捉えるべきか
デイヴィッド・ロックフェラーが小泉首相を表敬訪問した日
東京三菱とUFJの統合の背景に窺えること
ドル買い介入の「不胎化」、「非不胎化」とは何か
「円」は外資系の金融機関に渡っている
アメリカの経常赤字を必死でファイナンスする日本
国家的な「粉飾会計」が行われている
新生銀行の上場益を「無税」で持ち逃げした2人の男
400億円の税金を納めなければならなかったはずなのに
彼らはオランダの節税会社に資産を移していた
特権階級だけに許された「合法的脱税」
世界規模の「損益通産」だ
遅きに失した「租税条約の改正」
怒れ!日本国の老人たち
タックス・ヘイブンの実情はどうなっているのか
納税に対する不公平は厳然と存在する

【第5章】 2005年春、世界経済の変動が始まる
-日米の国債暴落、そしてドルの大暴落

なぜFRBはFFレートを引き上げたのか
買ってはいけない!個人向け国債
長期金利上昇が意味するもの
日本の「狂乱地価時代」とそっくりな現在のアメリカ
米大統領は2期目に入るとスキャンダルが起きる
誰も書けない、ロックフェラー家内部の跡目争い
クリントン前大統領の出生の秘密
世界経済の激変は、2005年の春から始まる
新ドル切り替えでアメリカの預金封鎖が起きる
1ドル=40円という超々円高、ドルの大暴落
日本国内には、全部で700兆円しか資金がない

巻末 副島隆彦が格付けする「海外ヘッジファンド」
あとがき

以下読書録作成予定