2007年、あと2年で1億総中流社会は崩壊する 川又三智彦『二極化ニッポン』の読書録

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厚生年金・国民年金増額対策室

川又三智彦『二極化ニッポン』

単行本:241ページ
著者:川又三智彦
出版社:住宅新報社
発売日:2005年(平成17年)3月22日初版発行

目次

はしがき 終戦直後に預金封鎖、新円切り替えで財産を失い、バブル崩壊で資産を吹き飛ばされた私の提言

序章 国家があなたの生活、財産を襲う

【第1章】 「秒読みに入ったハイパーインフレ」
~これから確実にインフレに向かうこれだけの理由

[国はインフレを予定している~預金封鎖・デフレはすでに用意されている]
これから国は「借金取り」に代わる
「10秒で約1000万円」のペースで増えている
日銀が紙幣をジャブジャブに刷って支えている
新紙幣発行で流れたうわさ
新紙幣はどんな目的のために発行されたか
日銀破たんで円が「紙くず」になる
[歴史は繰り返している~終戦時と同じ状況に入ってきている]
日本国倒産を避けるには2つの方法しかない
「大本営発表」で不良債権と倒産はなくなった
これから国民は国家エゴに苦しめられる
[2005年から始まる「大変化」]
財政再建は少子高齢化に備えるため
少子化で見えてきた今の社会システムの限界
バブル崩壊以上の変化がこれからやってくる

【第2章】 「サラリーマンは騙されている、高齢者は狙われている」

[「負担増」無間地獄が始まった]
大増税という名のインフレ
「国民のため」という大義名分でツケを払わされている国民
国民皆年金、国民皆保険の呪縛
増税ターゲットは、物言わぬサラリーマンと高齢者
[これまでは社長が大変、これからはサラリーマンが大変]
サラリーマンは「気楽な家業」なのか
給与減、負担増に耐えるサラリーマン
リストラと過労に悩む現代サラリーマン
退職後に待っている新たな問題
フリーター増加で「現役世代」にも頼れない
退職金さえも狙われている~それでも我慢するのか、サラリーマン
[なかったはずの負担が高齢者を襲う]
はじまりは「美辞麗句」
どんどん膨らむ高齢者負担
財政再建で狙いはズバリ、消費税と相続税

【第3章】 「がらがらポンを起こさなければ、未来はない」
官僚社会主義が終われば、庶民は解放される

[経済崩壊、日本の低迷を招いた元凶が見えてきた]
普通の生活をしてきた人たちが追い詰められてしまった
低金利政策は我々の未来を奪っている
「ゆとり」が奪っていった庶民の生活
[官僚社会主義の国ニッポン~調べれば調べるほど、日本は役人天国]
国民が知らない国家予算がある
特殊法人等に天下り、君臨する『ドン』
国民年金、厚生年金とは別格の「共済年金」
「国民のカネは自分たちのカネ」と思えるような無駄遣い
[すべては2007年に向けて準備されている~国民へのツケ回しはこれからが本番]
2007年以降、いったい何が始まる
高齢化対策の遅れのツケは国民と企業に回された
待ったなし、消費税率引き上げ
[官僚社会主義の崩壊が庶民生活を良くする~日本にメスを入れる「外圧」]
予算、国民1.2億人のための80兆円、官僚400万人のための199兆円
足らずに借金でまかなう一般会計、いくら無駄遣いしてもあり余る特別会計
官僚の限界が見えてきた
官僚との意識のズレ~黒塗りの車の中からはわからない
がらがらポンを起こさなければ、未来はない

【第4章】 「海外からのインフレ圧力」

[株価がインフレに転じて起きたこと]
突然始まった株価の上昇
土地も株も会社も国債も、気づけばみんな外資
企業買収の軍資金は日本政府が用意した?
[海外から押し寄せるインフレの波]
戦争と中国・インド台頭がまねいた原油高騰
デフレに代わってインフレが輸入されてくる
地球環境悪化もインフレ要因となって家計を襲う

【第5章】 「これからの大転換時代を生き残る方法」

[始まった格差社会~すべてを襲う「二極化」]
これからの変化は「二極化」となって表れる
目に見えない「二極化」が静かに進行している
サラリーマンの選別はこれからが本番
[これから重要になる「大転換時代」を生き残る方法]
これから「二極化」と「少子高齢化」という険しい峠が50年以上もつづく
サラリーマンでやっていくなら、自分ができることをはっきりさせておく
「任せ」で生きることをやめる
流れに逆らうな、流れにあわせよ
二極化にあわせたライフスタイルへ見直す
地域コミュニティーを復活すること

【第6章】 「時代の変化はここに表れる」
これからのこんな新聞記事には気をつけろ

[変化は「社会面」が映し出している]
これからの変化はどこにも逃げ場がない
新聞の社会面を見ておくと変化が見えてくる
こんな情報は「まゆつば」だ
[これからの時代を動かすキーワードを知ろう]
インフレと国家破たんを予知するキーワード

年表 「時代が動き出した瞬間を伝える記事」

あとがき 「日本的新経済社会がやってくる」
-日本人らしさを取り戻すとき
-日本が果たさねばならない役割

以下読書録作成予定