日本経済について、本当のことを話そう 中森貴和『どうなる日本経済・どうする日本経済』の読書録

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中森貴和『どうなる日本経済・どうする日本経済』

単行本:240ページ
著者:中森貴和
出版社:第二海援隊
発売日:2005年(平成17年)8月4日初版発行

目次

【プロローグ】
負の二極化が進む日本経済

【第1章】 日本経済の現状
いびつな景気回復
懸念される改革と緊縮の負のスパイラル
倒産減少が象徴する危機封じ込め策
歯止めのかからない負け組みの加速
「中産階級受難時代」へ突入へ
破綻寸前の国家財政
国と企業と家計が不良債権を押しつけ合う
「失われた10年」の後には「崩壊の10年」
大淘汰の時代を生き残るためには

【第2章】 日本経済の変遷と将来
いかにしてバブルは起こり破裂したか
97年から本格化した金融破たんラッシュ
先送りの大いなるツケ
裏目に出た日本の経済政策
資産デフレは止まらない
根強いリセッションリスク
リスクが大きいハイパーインフレ
もはや避けられない消費税大幅アップ
絵空事ではない国家破綻
勝ち組が加速されるキャピタル・フライト
国民に回されるツケから逃れるには日本脱出しかないのか

【第3章】 個別業界の現状
緒についたばかりの産業界の再編
日本が抱えるリスクを示唆したメディア争奪戦
懸念される過度の企業防衛
台風の目はノンバンク、通信
■銀行業界
-『UFJショック』の真相
-好決算も本業再生はイバラの道
-最終淘汰近づく地域金融機関
■生命保険業界
当面の注目は外資の攻勢と「朝日生命」、「三井生命」
衝撃の保険の銀行窓販解禁
■信販・消費者金融業界
-群雄割拠のカード業界
■ゼネコン業界
-慢性的なオーバーカンパニー業界
-銀行の命運を握っていたゼネコン
■流通業界
スーパー・百貨店
-注目の「ダイエー」再生の行方
-曲がり角を迎えた「イオン」・「ヨーカ堂」
-縮小均衡の系列化が加速
家電小売業界
-いよいよ火ブタが切られる頂上決戦
ドラッグストア業界
卸売業界
電機業界
-薄利多忙のデジタル家電
-再編機運高まる総合電機メーカー
■自動車業界
-世界トップ間近の「トヨタ自動車」
-スリーダイヤの威信かかる「三菱自動車」再建
■総合商社業界
かつての花形業界の凋落
「双日」再建の行方
総合商社の生きる道

【第4章】 崩壊する年金・郵貯
年金制度改革
現行の年金制度では公平な年金生活は不可能
金融、資産・投資運用に対する意識・知識レベルが低い
郵政事業民営化
不透明さつきまとう民営化案
民間銀行、生保を凌駕する資金量を持つ郵貯、簡保

【第5章】 日本はこれからどうすればよいのか
本質的な危機を抱え続ける日本経済
懸念される再生銘柄の危機再燃
オーバープレーヤー状態が構造不況の本質
倒産エネルギーを奪われた日本経済
変わらない「横並び」カルチャー
リーダーが見あたらない日本
頼りになるのは自分しかない
個人でパラシュートを用意するしかない
個人は自分の価値を上げる
「情報」に金と労力を惜しむな
世界に通用する「ジャパニーズ・スタンダード」構築を

エピローグ

以下読書録作成予定