現役層が無理なく支えられる仕組みづくり 小塩隆士『人口減少時代の社会保障改革』の読書録

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小塩隆士『人口減少時代の社会保障改革』

単行本:283ページ
著者:小塩隆士
出版社:日本経済新聞社
発売日:2005年(平成17年)9月20日第1版第1刷

目次

まえがき

【第1章】 少子化が迫る社会保障改革
1.少子化が日本経済に及ぼす影響
2.少子化への三つの政策対応
3.少子化時代の「公」と「民」

【第2章】 少子化対策への過剰な期待
1.少子化対策が求められる理由
2.少子化対策の限界
3.出生率低下の要因分解
4.若者の結婚力を高める工夫

【第3章】 年金改革の論点を洗い出す
1.世代間格差の意味するもの
2.積立方式への移行では問題は解決しない
3.年金民営化論が失速した理由
4.2004年改正の狙いは間違っていない
[補論]スウェーデン方式の意義と限界

【第4章】 バランスシートから見た年金改革
1.公的年金のバランスシート
2.バランスシートから年金改革を考える
3.バランスシートから見た2004年改正
4.現役層の「体力」に配慮した世代間格差の是正

【第5章】 税-保険料論争と年金一元化論
1.いつまで経っても決着しない税-保険料論争
2.社会保険方式派の主張の批判的検討
3.基礎年金を税方式化すべき根拠
4.年金一元化の目指すべき姿

【第6章】 医療制度改革の方向を探る
1.医療制度改革へのアプローチ
2.医療効率化への取り組み-OECD諸国の経験
3.必要な高齢者医療の一層の効率化
[補論]OECD諸国における医療改革への取り組み

【第7章】 介護保険制度が解決すべき課題
1.介護保険制度改革へのアプローチ
2.財政悪化を意識した政府の介護保険制度改革
3.先送りされた重要な課題

【第8章】 回避すべき所得格差の拡大
1.格差拡大を問題にする理由
2.「所得再分配」で見た格差拡大傾向
3.格差拡大の回避には力不足の再分配政策
4.高齢者向け社会保障の「選択と集中」

【終章】 結局、何が言いたかったのか

参考文献

以下読書録作成予定