厚生年金・国民年金増額対策室 ＞ 年金読書録（年金、年金生活、社会保障関連の本） ＞ 増田俊男『日本経済大好況目前』の読書録
単行本：263ページ
著者：増田俊男
出版社：アスコム
発売日：2005年(平成17年)10月15日第1版第1刷発行
目次
【第１章】 アメリカの戦争政策で日本の好景気は保証されている
アメリカのイラク侵攻がニューヨーク・ダウとＮＡＳＤＡＱをＶ字回復させた
アメリカの「戦争経済政策」により、世界はアメリカ発の大恐慌を免れた
日本はアメリカの戦争経済政策に完全に組み込まれている
２度の世界大戦で巨利を手にし、急成長したアメリカの軍産複合体
アメリカの戦争経済政策のロジスティクスを担うことによって日本は発展してきた
軍需産業と政権中枢の癒着で、アメリカの戦争経済政策はシステム化した
ＣＩＡの諜報活動は、戦争ビジネスのシードインベストメントだった
朝鮮戦争に介入したアメリカの特需で日本の復興は軌道に乗りはじめた
アメリカのベトナムへの軍事介入で日本は所得倍増計画を達成した
冷戦終結の可能性が高まるたびに市場は「売り」の答えを出してきた
米ソ冷戦の緊張が高まるなか、ジャパン・アズ・ナンバーワン時代が到来した
ドル基軸通貨制度の維持のため、日本はなくてはならない存在だった
世界の基軸通貨の地位をめぐってドルとユーロの対立が始まった
中国市場を押さえるためにアメリカは中台戦争に向けて動き出した
アメリカが中東の次に狙うのは北朝鮮のウラニウム鉱山だ
アメリカの戦争経済政策はマニュフェスト・ディスティニーだ
【第２章】 アメリカの意志で日本の資産構造が大きく変わる
自民党政権が崩壊しても構造改革の動きはもう止まらない
改革は日本人の意志だけでなく、アメリカの意志でもある
日本人にデメリットがあることでも、アメリカの意志には逆らえない
これまで「第二の国家予算」だった３５０兆円の資金が市場に放出される
ペイオフ全面解禁で膨大な資金が株式市場に入っていく条件が整った
年金、郵貯、簡保の資金が株式市場に向かいはじめる
日本人の根強い貯蓄志向が歴史的な変化をしはじめる
世界一豊富な現預金資産をつくった日本人のメンタリティ
実体経済に必要なくなった余剰資金が、世界中から日本市場に流れ込む
アメリカの景気刺激策に好都合だった日本のペイオフ凍結
日本の銀行が国債保有残高を限りなく増やしつづけた本当の狙い
「邦銀潰し」を狙った策略はワシントンで仕組まれた
日本の貿易黒字を思うままにすることこそ、アメリカの国益だ
日本経済はやっといま、構造デフレから抜け出した
日本の株式市場に巨額資金が流入し、長期的な上昇相場が始まる
【第３章】 外国人投資家は株価上昇を見込んで日本買いを終えた
いま、世界中の投資家たちが日本株に熱い視線を送っている
外国人投資家の買い越し額が史上最高を記録したわけ
追い詰められた銀行には、「持ち合い解消」しか選択肢がなかった
外国人投資家の日本買いと持ち合い解消売りは見事に連動していた
金融庁の手の内を外国人投資家が完全に理解していたわけ
日本人が知らない外国人投資家の目のつけどころはここだ！
知らないで投資している人がいる資産株と成長株の見分け方
「金融再生プログラム」で日本中が外資に買い占められることになった
低リスクのノンリコースローンで利ざやを稼ぐ外資の投資手法
「日本企業は特許オタク」とアメリカの新聞が揶揄するわけ
とどまることを知らない外資による日本の資産買い占め
日本株は、これまでとんでもない安値で放置されていた
日本の株式市場の本当の魅力はその後進性にあった
【第４章】 企業買収防衛策が日本市場を大相場に突入させる
ニッポン放送買収で株価が高騰！市場はＭ&Ａ全盛時代に突入した
まだまだある証券市場の「眠れる美女」銘柄を見逃すな！
経営者たちが防衛策に頭を悩ますほど、投資家のチャンスは広がる
日本の政財界人たちを震え上がらせた日米の株式時価総額の差
時代がいま変わりつつあることを日本の政治家はわかっていない
世界的な金余りでＭ&Ａの増加が避けられなくなった
株式公開買い付けによる企業買収が増加するわけ
割安になった日本株を外資が買いあさるのは当たり前
この波に乗って儲けろ！買収防衛策で投資リターンが急増する
こんなにある！買収防衛策を知って賢く資産を倍増させよう
余剰資金をため込んでいる企業は自ら買収を招くことになる
株主重視の経営に変わるこの転換期の波に乗って儲けよう
日本は投資感覚ゼロのまま、世界第二の資本主義国になってしまった
資本主義センス・ゼロの日本が目覚めはじめたいまが投資のチャンス
【第５章】 １０年後に大差がつく資産倍増時代の投資「秘」テクニック
マネー・ゲームで巨額の富を稼ぎ出すフィナンシャル・バイヤーが急増中
ズバリ！マネー・ゲームで儲ける外資の日本株の買い方はこれだ
こんなにあった！買収者に狙われやすい低ＰＢＲ銘柄
Ｍ&Ａ時代にマッチした株価の見方を知れば必ず勝てる！
外国人がなんとしてもいま、日本株を買いたいわけ
時価総額より余剰金融資産が多い会社を外資が見逃すわけがない
Ｍ&Ａレシオをみたら、急騰株がひと目でわかる
Ｍ&Ａ相場で意表をついた勝負に出るプロの投資家の手法
西武グループ買収をめぐる攻防から、外資の目のつけどころがわかる
株式持ち合いを再開する企業が増え、株価は高値圏で維持される
株主価値を最大化する企業をみつければ、必ず有利な投資ができる
外国人株主が増えて日本の株主総会はこう変わる
日本もすでに、アメリカ並みの買収攻防戦が起きていた
Ｍ&Ａ全盛期を迎え、錯綜する情報を見きわめるコツはこれだ！
短期は買い。長期は売り。外資に買収された企業の未来はこうなる
Ｍ&Ａ時代を勝ち抜くのは外資に翻弄されない日本的な企業
買収者という敵の出現は、日本企業が強くなるチャンス
以下読書録作成予定