誰も語らない「少子高齢社会」の本質 竹本善次『老人駆除』の読書録

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竹本善次『老人駆除』

単行本:231ページ
著者:竹本善次
出版社:光文社
発売日:2006年(平成18年)3月1日初版第1刷発行

目次

はじめに

【第1章】 世代間戦争が始まった
目に見えない「戦争」が始まった
パイの奪い合いという世代間戦争
子どもや家族にはカネをかけない日本
振り込め詐欺は、若者の反攻作戦
強大な「年金軍」と弱小な「現役軍」
選挙戦争もジジババの圧勝

【第2章】 老人は弱者ではない-3つの真実・3つの誤解
衰えゆくわが故郷
第1の真実・高齢化率は「速い、高い、バラついている」
急速に進むニュータウンの高齢化
第2の真実・長くなった老後
3人に1人が高齢者という時代
第3の真実・小さくなる家族
第1の誤解・高齢者はみんな貧しい
貯蓄もたくさんある高齢者世帯
老後に増えていく資産
第2の誤解・高齢者はみんな心身ともに弱い
第3の誤解・高齢者はみんな保護すべき社会的弱者だ
死んだらカネは要らない

【第3章】 年金一揆が起きる
若い世代の不満と不安が爆発
厚生年金の保険料はとっても高い!
年金をめぐる「大いなる誤解」
給付がどんどん増えていく!
年金不払いで暴動が起きる
誰も払わず空洞化した国民年金
保険料不払いは若者の反乱
基礎年金に奪われていく保険料
年金はどう見ても払いすぎ
大きな不安定か、小さな安定か
ジジババに必要な生活費はいくら?
自助努力への支援が重要
生活保護はどうするか?

【第4章】 金持ち老人・貧乏老人
どうしてプールは老人半額なのか?
バスも地下鉄も乗り放題!
医療費の無料化で、病人が激増した
まずは年金控除の引き下げを
課税最低限とは何か
住民税を1銭も払わない高齢者たち
84%のジジババが所得税も住民税も納めない
福祉サービスの濫用が始まった
垂れ流される保険料
400万人を突破した要介護者

【第5章】 少子化は若者の反乱-ウメネーゼからウマネーゼ
37歳からのアタフタ子育て
有史以来初めての「人口減少社会」
止まらない少子化
みんな結婚しない時代がやってきた
子どもを産まない夫婦が大増産
子どもは「消費」するもの
エンゲル係数からエンジェル係数へ
子どもは塾に通うことが使命
横行する「理不尽な首切り」
さらに若者の希望が減る日本社会

【第6章】 老人支配国家の終焉-6つの処方箋
老人支配は亡国への道
希望の星だった細川内閣
先送りされた年金の支給年齢引き上げ
公共事業削減も先送り
どこにも感じられないリーダーシップ
おカネはどこからも降ってこない
もっと減らせる社会保障費用
提案(1)大きな不安定より小さな安定を-給付のスリム化-
提案(2)若い世代への援助を増やせ-給付のシフト-
提案(3)重い人から順番に-給付の重点化-
提案(4)年齢輪切り政策は終焉させよ-エイジフリーな社会-
提案(5)広く、公平な税負担を-平等性の確保-
提案(6)自助と共助の枠を広げよう-豊かな社会とは-
シロアリ老人は駆逐せよ
デンデラ野へ帰れ

【エピローグ】 超高齢社会をめぐる対話
「高齢化」は上がりきれない急坂だった
右肩上がりの時代の終焉
余裕のない現役勤労者の生活
常に悲観的に準備せよ!
税制改正が年金改革の前提
消費税は「打ち出の小槌」か
厚い給付と軽い負担は両立しない
冬が来る前に

あとがき
参考文献

以下読書録作成予定