どう生きてきたか 社会経済生産性本部(編)『団塊世代60年』の読書録

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厚生年金・国民年金増額対策室

社会経済生産性本部(編)『団塊世代60年』

単行本:213ページ
著者:社会経済生産性本部(編)
出版社:生産性出版
発売日:2006年(平成18年)6月28日第1刷発行

表紙

[2007年問題]ではなく
[2007年チャンス]に-第3章7項から

戦後の各時代を象徴するライフスタイルや
価値観を創り出した「団塊世代」。
その行動を各界第一人者が検証する。

目次

はしがき

【第1章】 団塊世代にエールを贈る・・・北城恪太郎

はじめに
1.日本の「自立」を先導しよう
セカンドライフを取り巻く環境が変わった
2007年問題…「熟練労働力」を活かす働き方
「自立」と「思いやり」で将来の礎を築く
2.「新事業創造」への挑戦
日本に求められる「起業家精神」
シニア世代も「起業」に挑戦
若い起業家を支援する
3.「社会変革(イノベーション)」の担い手に
思いやり溢れた社会を築く社会起業家
自らの経験を社会のために活かす
教育現場に出て、子どもたちに目標を持たせよう
おわりに

【第2章】 団塊世代の軌跡と変革・・・野村清

1.誕生「空前のベビーブーム」0歳-1947年~49年(昭和22年~24年)
2.幼少期「たくましい親に育てられ」5歳-1952年~54年(昭和27年~29年)
生き抜く力
共同体の温かさ
3.小学校入学から低学年「男女同権の民主主義」7~9歳-1954年~58年(昭和29年~33年)
スシ詰め教室
学校給食
戦前育ちの親
もはや戦後ではない
4.小学校高学年「成績競争とテレビ塔」10~12歳-1957年~61年(昭和32年~36年)
米国文化の浸透
団地族
詰め込み教育
5.中学・高校生「受験戦争のかたわらで進む文明」13歳~18歳-1960年~67年(昭和35年~42年)
受験戦争
高度成長
東西冷戦
欧米文化
6.社会人・大学生「民主主義とは何か」19歳~22歳-1966年~71年(昭和41年~46年)
消費文化
70年安保
7.社会人若手「高度成長に乗って」20代-1967年~79年(昭和42年~54年)
日本的経営
ニューファミリー
第二次ベビーブーム
8.中堅社会人「消費文化を謳歌して」30代-1977年~88年(昭和52年~63年)
豊かで文化的
経済大国
9.リーダー的立場の社会人「力強く牽引したものの」40代-1987年~98年(昭和62年~平成10年)
バブル景気
IT革命
10.社会人総仕上げ「情報メディア変革の中で」50代-1997年~2006年(平成9年~18年)
CSRを理解
11.結びにかえて「自らの手で新たなレールを」
団塊女性
団塊男性
個に回帰

【第3章】 団塊世代の職業人生・・・清家篤

1.団塊世代の職業人生
2.団塊世代はサラリーマン社会の申し子
3.恵まれた団塊世代の職業人生
4.団塊世代と日本的雇用制度
5.団塊世代の現状
6.団塊世代のこれから
7.2007年問題ではなく2007年チャンスに

【第4章】 団塊世代の教育・・・尾木直樹

1.団塊世代が受けた教育
学校の教育環境
地域とともに
学校給食
すし詰め教室
男女平等教育
競争教育
学歴社会
2.親になった団塊世代
企業戦士
団塊世代の子育て
今の教師と家庭
学校外教育
戦後民主主義の功罪
地域と学校が係わることの再構築
3.団塊ジュニアの子育て
不規則な生活
団塊ジュニア
団塊世代のパワーを学校教育に
学社融合教育
地域力を学校に
「べき論」よりも「たい論」で
地域との係わり
企業の係わり
5.団塊世代の今後
社会の牽引役
地域社会との係わり

【第5章】 団塊世代の家族環境・・・山田昌弘

1.団塊世代の家族環境
2.団塊世代の成長 理想と現実のギャップ
団塊世代が育った家族の特徴
団塊世代の青春(1965年~1970年)
3.団塊世代が作り出した家族
戦後家族モデル
性役割分業(愛情の役割分担)
マイホーム主義の誕生
戦後家族モデルの前提とその揺らぎ
女性の社会進出が始まる
4.家族再生産の失敗(誤算)
団塊ジュニア
パラサイトシングルのはしり

【第6章】 団塊世代の消費行動

Ⅰ 団塊世代の消費行動の歴史的位置づけ-企業と生活の変容という視座から・・・上原征彦
1.消費行動の変容と団塊世代
2.日本の産業化の展開過程と団塊世代
3.都市型消費を支えた団塊世代
4.団塊世代の消費の個性化・多様化
5.生活主義の芽生えと団塊世代
Ⅱ 団塊世代の消費行動-期待される新しいハビトゥスの創造・・・秋元真理子
1.団塊世代のこれまで
学齢期-三種の神器で豊かさを実感した世代
消費社会一期生
雑誌文化一期生
2.世代論を担う最後の世代
ニューファミリーの出現
3.団塊世代のこれから
妻を『お母さん』と呼ばない「友達夫婦」
団塊世代に期待するハビトゥスの創造

【第7章】 団塊世代のライフスタイル-その「半生の総括」と「定年後の期待」・・・野村正樹

団塊世代への期待と提言
1.他の世代と大きく異なる3つの特徴
リタイア世代(60代後半以降)の半生
ポスト団塊世代(40代)の半生
そして団塊世代(50代後半)の半生
2.社会人時代に受けてきた4つの状況
1 若手から何となく敬遠される大集団
2 豊富な知識や経験が燃焼不良
3 徒党を組んで自ら主張するサンドイッチ世代
4 「3ナイ」世代の不安
3.ポスト定年に予想される13のトレンド
1 よみがえる「パワフル世代」
2 「杵柄ベンチャー」が目白押し
3 「中継ぎワーカー」の日常化
4 「会社の背後霊」の戦慄
5 「友達夫婦」の復活
6 「熟年離婚」の増加と対策
7 「社会人」より、まず「趣味人」
8 「街ナカ自遊人」をめざす
9 「子孫に美田を残さない」生き方
10 ひとりの「隠れ家」願望
11 「知的に目立ちたい」欲求
12 「世直し」活動への参画
13 「ライフワーク」を求めて
4.世代の長所=「しなやかさ」と「やさしさ」を思い出そう
5.「知力・民力・環境力」をセカンドライフにも活かそう

団塊世代60年 年表

以下読書録作成予定