三浦展『下流社会マーケティング』の読書録

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三浦展『下流社会マーケティング』

単行本:172ページ
著者:三浦展
出版社:日本実業出版社
発売日:2006年(平成18年)9月10日初版発行

上15% 下40%時代のデザイン力とは?
ベストセラー『下流社会』の筆者が解き明かす<ヒットの新法則>

あなたのマーケティング力チェック
・2050年の日本の人口は○万人
・現在の合計出生率は○人
・現在の日本の世帯数は○万世帯
・現在30歳の男女の未婚率は○%
・団塊世代は○年~○年生まれの人
・現在の出生数は○万人
・日本人のうち中流は○%
・現在の日本の単独世帯数は○万世帯
・現在の日本の高齢者人口比率は○%
・団塊ジュニアは○年~○年生まれの人
正解が5問以下の人は要注意!

マーケティング力を上げるための秘訣がこの中に

目次

まえがき

【第1章】 下流社会のマーケティング

1-1 なぜマーケティングが必要か?
下流社会が進んでいる
「下流社会」はメガネである

1-2 55年体制と2005年体制を比較する
55年体制とは何か?
55年体制は、中流社会を目指した体制
2005年体制は階層化の時代
成長の基礎にあった人口増
50年で4000万人ずつ人口が増減する
子ども2人の時代から1.25人へ
世帯数の増加が経済の発展を支えた
「標準家庭」が減少、高齢化していく
55年体制で大量にモノが消費された
80年代以降、団塊世代が消費をリード
団塊ジュニアは買い換え需要が小さい
55年体制では人の移動も経済成長の要因だった
2005年体制では、人口だけでなく社会移動の数も減る

1-3 これから伸びる市場はどこだ?
人数的には増える市場もあるけれども・・・
これからは「ライフスタイルケア市場」を狙え!
「ファミリー消費」が「総シングル消費」に変質する
家族でさえ、シングル消費化していく
3つのケアが今後のポイント
物や都市もケアが必要!
ケアが新しいビジネスを生む!

【第2章】 格差時代のマーケティング

2-1 中流減少時代のマーケティング
これからは「中」が減少して、「上」と「下」が増加する
格差時代に売上げを確保するためには?
「中」を狙うと「上」と「下」がついて来ない

2-2 消費者の「高次のニーズ」に応えるためには?
80年代は「ニーズからウォンツ」がテーマ
「1シーン1台」の時代
高次のニーズに応えるためには、コンシェルジュ的なサービスが必要
ケアの視点でもっと新しいサービスを開発しよう

【第3章】 世代のマーケティング

3-1 世代マーケティングの基本
15年周期で世代は入れ替わる
団塊世代の特徴とは?
高度経済成長期に生まれた新人類世代
ニセ団塊ジュニア世代と真性団塊ジュニア世代
15年周期の世代が有効なのはなぜ?
昭和ヒトケタ世代と新人類ジュニア世代

3-2 団塊世代のマーケティング
団塊世代は8クラスタに分かれる
1.ニューファミリークラスタ(男性)
金曜日のワインと料理が好きな山の手エリート(1)
1.ニューファミリークラスタ(男性)
金曜日のワインと料理が好きな山の手エリート(2)
1.ニューファミリークラスタ
男性と女性には、大きな意識の違いがある
2.貧乏文化人クラスタ(男性)
1人で「角」を飲みながら音楽を聴いて暮らしたい「神田川」派
2.貧乏文化人クラスタ(女性)
創造性・自分らしさ志向は今時の若者の原型
3.社会派クラスタ
元全共闘は階層意識が高く、今後はボランティア志向
4.下町マイホームクラスタ(男性)
家族とアウトドア、スポーツが好きな男性
4.下町マイホームクラスタ(女性)
教養志向の都心居住希望キャリアウーマン型女性
5.アンノン族クラスタ(女性)
流行好きな若づくり女性
6.ヒッピークラスタ(女性)
イージーライダーはクラウンに乗って古民家に行く?
7.スポーツ新聞クラスタ(男性)
ゴルフ三昧の日々が待つ普通のオヤジ系
8.団塊ニートクラスタ(男女)
何もしそうにない最大集団が全体の4分の1も存在!
団塊世代、8つのクラスタからわかることとは?

3-3 新人類世代マーケティング
高度経済成長期、中流化とともに育った世代
ブランド志向の先駆けだった
女子大生が主役
Hanako OLにオヤジギャル
ブランド好きで消費好き。派手な性格の新人類世代

3-4 団塊ジュニア世代のマーケティング
ニセと真性。2つに分けることが大切
父親がどの世代かがポイント
真性団塊ジュニア世代の特徴(1)
真性団塊ジュニア世代の特徴(2)
真性団塊ジュニア世代の世界観とは?
「人に負けない派」と「のんびり派」。新人類と真性団塊ジュニアの比較からわかること
ニセ団塊ジュニア世代の特徴(1)
ニセ団塊ジュニア世代の特徴(2)
ニセ団塊ジュニア世代の特徴(3)

【第4章】 デザインのマーケティング

4-1 デザインマーケティングの実例
WiLLプロジェクト
実需はどこにあるか考える
デザインの力で単価アップ
デザインが良くても、実需がなければ売れない
広告代理店をどう使えばいいか?
デザインが良ければ高くても買う
デザインと性能の両立が今後の課題
デザインの世界観をしっかり共有せよ
シンプルがコンセプトだった日産初代「キューブ」
レトロなデザインが魅力の2代目「キューブ」
東京でトレンド調査してデザインしたスズキ「ラバン」
「WiLLVI」はなぜうまくいかなかったのか?
実需をもつ世代に好まれることが重要
ニセ団塊ジュニアがターゲット。トヨタ「ウィッシュ」
日産「キューブ」とトヨタ「ウィッシュ」。両者の比較でわかることとは?
遊び心がポイント!トヨタ「bB」

4-2 団塊ジュニアを攻略するデザイン
「無印プラス」発想でニセ団塊ジュニアを狙え!
無印に何かを加え、新たな商品を開発する

4-3 「感性言語連想法」
コンセプトを言葉で共有することが重要
消費者のテイストを言葉にする
言葉とイメージのギャップを埋める
街を歩けば感性が磨かれる?
街歩きにはナビゲーターが必要
言葉と感性を磨くことは、ビジネスパーソンとしての価値を高めることにもつながる

以下読書録作成予定