ある財政史家の告白 森木亮『日本は破産する』の読書録

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森木亮『日本は破産する』

単行本:238ページ
著者:森木亮
出版社:ビジネス社
発売日:2007年(平成19年)2月11日第1刷発行

日本で最初に「国家破産」を訴えた経済評論家が、
いますべての日本人に問う「最終警告の書」。
官僚はなぜ、
国民を騙し続けるのか?
マスコミはなぜ、
真実を書けないのか?

目次

まえがき-これでも日本国と呼べるのか

【第1章】 大蔵省から財務省へと続く「霞が関の官害」
財政の錬金術から生まれた「亡国の技巧」
■亡国の技巧その1・赤字国債の60年償還と無責任トリオ
■亡国の技巧その2・社会資本の「耐用年数」を偽装
■亡国の技巧その3・借金の先送り「借換債」の誕生
■亡国の技巧その4・「二重帳簿」による操作
そこに「財政破綻の迷路」にはまった原因がある
飛ばしや隠れ借金が生まれる理由
権威に値しない官僚予備軍を量産する「東大」
日本支配の裏システムを牛耳る「主計人脈」

【第2章】 歴史を遡ると見える「真実」
日本を「破産」へと導く犯人を探す旅
人生とは、これ一つの「劇場」なり
スポーツを見る目は、万事に通ず
マッカーサーが出した「5つの指令」
官僚の直した文章を無視した石橋湛山
ドッジ・ラインと「貧乏人は麦を食え」発言
池田、佐藤、森永氏らの「判断ミス」
「若い世代の会」誕生
「問題発言」とその結果生まれた対談企画
戦後初の「訪ソ団」への参加と5円玉外交
人生の師を得て「天命」を知る
般若心経と大田清文

【第3章】 激動の昭和初期に、何が起きたか?
三人の偉大な先人の生き様
「金解禁問題」と1時間50分の論戦
武藤山治は、なぜエイリアンだったか?
アダム・スミスはどうやって勉強したのか?
自前の「地図」を持てない国家
120年前から日本は構造を変えていない

【第4章】 借金財政と40年論争
未来の結果は、必ず過去に起因する
■再び借金財政への後もどり
■誤った「40年不況」への対応
■成長のゆがみ論から構造不況論へ
■福田大蔵大臣のフリーハンド
■赤字国債の発行
■借金を抱いた経済
■生きている「40年論争」

【第5章】 消費税論争とバブルへの警告
「加藤VS.森木論争」が勃発
「行方不明」となった消費税の実態
益税を境に「逃げる人、立ち向かう人」
■政府税調の背信(その1)
■行財政改革の原点
■日本崩壊の税金
■拝啓中曽根首相殿
■課税正義の確立を
■福祉税は直接税で
■財政不快指数
■年金の潜在責務
■拝啓竹下首相殿
■新行革審の背信
■ループホール論争
■宗教法人に課税を
■政府税調の背信(その2)
■オーバー・プレゼンス
■平成経済の覇者
■消費税庁より金融庁

【第6章】 日本国「破産予測」の元祖として
日本国「破産予測」から24年
敬愛する大隈信幸先生の生涯
政策談話会と橋本首相の思い出
大隈重信と福沢諭吉は、なぜ蘭学に走ったか?
主権在米から脱却するための「俯瞰図」
すべてのサイクルは「崩壊」する運命
大宇宙の成り立ちを仏教哲学から解く
マジックナンバー60と600が暗示するもの
地球転倒サイクルが始まった
「最終間氷期」に向かっている
失敗と成功の40年サイクル
世界の頂点から「鳥瞰」することの重要性
英語の権威が失墜し、漢字文化圏が逆転勝利する日
世界の行く末を握る「大国・インド」
ゼロ金利が生み出した「魔法の森」

【第7章】 日本再生への提言
三大錬金術による2つの後遺症
日本を創った英傑の再興を提案する
財務省から国税庁を分離せよ
政界再編は財務官僚が握る
「日刊新聞法」を今すぐ廃止せよ
小泉内閣の卒論は、かなりの落第点
「廃県置州」による国家改造を急げ
平成使節団の結成と「先祖返りする世界」
ロックフェラーを徹底分析せよ
尾崎行雄の名著と新渡戸稲造のスピリット
「大衆型指導者」の孕む危険性
大隈政権と小泉政権の違いは「財政政策」
前例のない政府債務の増大
具体性のない歳出入一体改革
中流崩壊と国益より上位に位置する「省庁益」
予算編成を内閣が直接行なう体制へ

参考文献と謝意

以下読書録作成予定