あなたがもらえなくなる日 辛坊治郎『誰も書けなかった年金の真実』の読書録

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厚生年金・国民年金増額対策室

辛坊治郎『誰も書けなかった年金の真実』

単行本:243ページ
著者:辛坊治郎
出版社:幻冬舎
発売日:2007年(平成19年)12月20日第1刷発行

払っても損する世代は、
1965年生まれ以降!?
国民年金満額もらうより、
生活保護のほうが豊かな老後!?

外国と戦う前に、老人と戦って滅びる国
今時、必死に派遣で働いても、月の手取りが20万円に達しないなんていう若者が
わんさかいる時代に、悠々自適で鼻歌歌っているだけで、老後夫婦で月に最低でも20万円、
最高50万円ものお金が転がりこんでくるわけですから、暴動のひとつも起こしてやろうと思うのは、
ほんとに理解できます。

目次

はじめに

【第1章】 年金騒動の始まり
一通の不思議な手紙
引き金を引いたのは、この私です
巧妙なメディアの手口
安倍さん、本当にごめんなさい!

【第2章】 年金ってなんだ!
日本最初の年金は「軍人恩給」だった
老齢年金の他に大切な障害年金と遺族年金
年金保険は、もらう側が自分で掛け金を払う
社会構造の変化が年金を生んだ
厚生年金は、戦費調達のために始まった
「農民にも恩給を」で始まった国民年金
払うべき人の4割は掛け金未納
「国の世話にはならない」と言うけれど
はしかの流行は、悪しき「個人主義」の結果

【第3章】 日本の年金制度、これが問題
基礎年金の3分の1は税金でまかなわれる
お金のない人はとりあえず免除申請をする
国民年金加入は明らかに得
外国と戦う前に、老人と戦って滅びる国
公務員なら、夫婦で毎月50万円受給する場合も
今の厚生年金を維持すれば、給料は半分に
2017年以降、年金支給額は激減する!?
ところで、いったいいくらもらえるのか?
「百年安心プラン」で現役賃金の半分は確保できる!?
200兆円の積み立て金を取り崩す時代
100年後には、老人と若者の数もバランスがとれる!?
現在70歳の人は、支払い額の8倍も受給する
マクロ経済スライドとは何か?

【第4章】 消えた年金騒動の真実
なぜ1人で複数の年金番号を持つのか
5000万件の記録は誰のもの?
深刻な60歳以上、2880万件
名前を漢字からカタカナへ自動変換
住所の届出義務はなかった
名前すらない記録、500万件の衝撃
1954年3月までに勤めを辞めた人は要注意
「消えた年金」を証明した55人
掛け金ネコババの悪質な手口とは
厚生年金の記録はなぜ消えた
無能なコンピューターシステムに1兆4000億の血税が
社会保障カード発行の是非
「最後の1人まで」確認できるのか?
年金記録確認委員会って何をするの?
申し立て15件が認められたのはなぜ?
「性善説」に立った救済の可能性
年金記録問題検証委員会は選挙対策!?

【第5章】 どうする?新年金制度
全てホントの、年金の真実
掛け金を倍払っても、受給は1.5倍弱
基礎年金全額消費税論を考える
年収600万円が分岐点、民主党案を検証する
金持ち老人には、どんどんお金を使ってもらう
弱者に最悪のシナリオは、国家財政の破綻

あとがき

以下読書録作成予定