金融マーケットを先読みせよ 原田武夫『2008年世界と日本経済の潮目』の読書録

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金融マーケットを先読みせよ 原田武夫『2008年世界と日本経済の潮目』

単行本:278ページ
著者:原田武夫
出版社:ブックマン社
発売日:2008年(平成20年)1月20日初版第1刷発行

「米ドル安」「中国バブル崩壊」が
日本経済に与える影響は?
2008年、日本マーケットは上昇する!

2007年2月末の「世界同時株安」を
見事に予告・的中させた元外交官、原田武夫は
世界と日本の公開情報から何を読み解いているのか?
2007年に起きた<世界の潮目>を振り返り、
2008年の世界情勢を先読みする。
個人資産・企業資産を守るための「超現代経済史」

目次

はじめに

【第1章】 <世界の潮目>を見抜くための準備
マーケットを先読みするために
<世界の潮目>とは?
<潮目>と「情報」の関係
「越境する投資主体」
「現代金融資本主義」への成長
覇権国への第一歩
覇権国としての地位を勝ち得た、第二次世界大戦
IMF設立とその狙い
先導する投資主体
覇権国の前に潜む落とし穴
<世界の潮目>をみるために
CIAに学ぶ、5つの情報の取り方
日本で活躍した情報のプロフェッショナル
日本人が生き残るための方法
[元外交官のショッキング・リーク1] あの日本人は今どこに?

【第2章】 <世界の潮目>を回顧する 2006年9月~11月
日米蜜月関係の終焉
動き出した<世界の潮目>
「破壊の共和党」から「創造の民主党」へ
規制改革と外資の動き
舞台から消えていく「破壊」の担い手
安倍前内閣が掲げた「教育再生」
マーケットの動き1 2006年9月から11月の為替と株
米国内で争点となった「対イラク政策」
マーケットの動き2 米国中間選挙と原油価格
北朝鮮政策を転換した覇権国の思惑
北朝鮮によるミサイル実験後の米国の対応
マーケットの動き3 核実験時の為替と株
日米の思惑が交錯する三角合併
日本企業買収に際してのハードル
アジア訪問を優先した安倍元首相
中国マーケットへの参入を狙う日本
外資を呼び込む中国マーケット
中国が狙うアフリカ・マーケット
ロシア経済の復活=「リアル・ロシア」の出現
2007年のG8サミット議長国・ドイツの戦略
代替エネルギー1 バイオ・エタノール
代替エネルギー2 原子力
民主党が掲げる「弱者保護」
[元外交官のショッキング・リーク2] 在日米軍に協力する77人のサムライたち

【第3章】 封じ込められる日本とチャイナ・ショックによる「瓦落」2006年11月~2007年2月
スイス発「偽米ドル問題」
偽米ドルが果たした役割
為替レートが株価に与えた影響
為替は格好のターゲット
「偽米ドル」のストーリー
北朝鮮をマーケットとして見ることができない日本
徐々に明らかになる日米間の不協和音
訪米しなかった安倍元首相
更に日本を突き放す覇権国の狙い
「破壊」と「創造」の狭間を漂う安倍政権
空気が読めない日本のメディア
恐るべきイスラム金融の実態
原子力マーケットにおける熾烈な戦い
バイオテクノロジーに集まる巨額のマネー
米国は「覇権国」の座を失したか
米国に戦いを挑むドイツ
ドイツで行われた謎の米朝協議
覇権国に屈したドイツのアフガニスタン派兵
イランにおける各国の動き
<潮目の予測>世界の情勢からマーケットを分析する
非公開情報と公開情報の結実
BRICsマーケットの実情
米国を揺さぶるインド外交
BRICsの頂点 中国の勢い
2006年11月~2007年2月の日本のマーケット分析
[元外交官のショッキング・リーク3] 日本の学者たちはなぜ皆、「親米派」なのか?

【第4章】 「世界同時株安」第2幕 2007年2月~9月
マーケットにおける「凪」と「歴史」
チャイナ・ショックを過去の事例と比較する
覇権国に仕掛けられたFXブーム
暗転する世界の不動産マーケット
バブル崩壊目前の中国マーケット
バブル崩壊へのカウントダウン
中国に忍び寄る地政学リスク
外資と中国、中国と日本
「リアル・ロシア」の台頭
緊迫する米ロ、英露関係
ロシアに振り回されるEU
ロシアにすり寄る日本
次世代エマージング・マーケットの動き
ネクスト・イレブンの現状
米国に逆らうメルコスール
「破壊ビジネス」が一気に進むミャンマー
「破壊」が始まるイタリアとフランス
「破壊」から「創造」へと移っていく日本
「創造」が始まるドイツ
迷走する「日本人拉致問題」
北朝鮮の経済利権の奪い合い
急速に冷え込む日米関係
防衛問題すら「同盟」にない日米関係の現状
じわじわと動き出したM&A
買収防衛策の突破口
「日本買い」が行われていない理由
ヘッジファンド規制に拘わるドイツ
激化する「ドイツ企業対ヘッジファンド」
孤軍奮闘していたドイツの逆転劇
米国の脅威となる国営ファンド
為替を活用した新しい集金システム
極端な円安・ドル高がもたらすもの
混乱する日本の内政
中国向けの為替法案に影響を受けた日本
サブプライム・ローン問題
(図解)「覇権国・米国」の動き
(図解)「リアル・ロシア」の動き
(図解)「目覚めた獅子」中国の動き
(図解)「創造が始まる」ドイツの動き
(図解)「孤立する」日本の動き
[元外交官のショッキング・リーク4] 監視される日本のテレビ・コメンテーターたち

【第5章】 止まらぬ危機、徐々に見え始めた新世界秩序2007年9月~12月
安倍総理大臣の辞任、新政権の誕生
ひとり勝ちしたゴールドマン・サックス
米国の覇権構造の生い立ち
ニクソン・ショックが生んだシステムの終わり
ビジネスの川上に立ち続ける米国
知的財産権ビジネスのターゲット
アフガニスタン戦争が終わる理由
インテリジェンス・ルートに裏付けされたアフガン支援策
反転する世界と空回りする日本
役目を終えたパキスタンの行く末
暗躍するネオコンとイスラエル
暗闘するブッシュ大統領対ネオコン
エスタブリッシュメント対ネオコン
中東和平の道を進む米国とサウジアラビア
中東和平問題の鍵を握るイラン
米国にとってのイランの役割
ミサイル防衛システムに見える利権構図
対イラン制裁の本当の狙い
イラン・ミャンマー・パキスタン・北朝鮮を支える中国
米国による人民元切り上げ要求
中国バブル崩壊の序曲
中国バブル第一次崩壊とその次のステージ
2008年を占う米中戦略経済対話
日本には見えない、中国&米国ライン
見送られた人民元の切り上げ要求
[元外交官のショッキング・リーク5] 日本を徹底して監視する米国は何をしているのか?

【第6章】 2008年の<世界の潮目>はこうなる!
2008年における世界情勢の確認
徐々に進む、産油国の米ドル離れ
台頭するユーロ、仕掛けられる不動産マーケット
中国の不動産バブルは崩壊するか
米ドル安が日本経済に与える影響
米国が模索するモンロー主義
動き出す「朝鮮特需」
栄華の終幕を知ること
[元外交官のショッキング・リーク6] 日本人が救われるためのただひとつの方法とは?

用語解説
[元外交官のショッキング・リーク特別編] 一筋縄ではいかない「環境ビジネス」
おわりに

以下読書録作成予定