アウトサイダーの時代 城繁幸『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか』の読書録

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城繁幸『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか』

新書:237ページ
著者:城繁幸
出版社:筑摩書房
発売日:2008年(平成20年)3月10日第1刷発行

表紙

若い世代に対し、昭和的価値観に従わず生きる人たちの仕事や人生観を紹介することで、
若者が平成的価値観をはぐくむ手助けとしたい。
彼らはどのような壁に直面し、何を目指してレールを降りたのか。
そして今後、企業や社会が目指すべき改革とはどのようなものか。

目次

はじめに

【第1章】 キャリア編
[昭和的価値観1] 「若者は、ただ上に従うこと」
大手流通企業から外資系生保に転職、年収が20倍になった彼
[昭和的価値観2] 「実力主義の会社は厳しく、終身雇用は安定しているということ」
新卒で、外資系投資銀行を選んだ理由
[昭和的価値観3] 「仕事の目的とは、出世であること」
大新聞社の文化部記者という生き方
[昭和的価値観4] 「IT業界は3Kであるということ」
企業でなく、IT業界に就職したいという意識を持つ男
[昭和的価値観5] 「就職先は会社の名前で決めること」
大手広告代理店で、独立の準備をする彼
[昭和的価値観6] 「女性は家庭に入ること」
女性が留学する理由
[昭和的価値観7] 「言われたことは、何でもやること」
東大卒エリートが直面した現実
[昭和的価値観8] 「学歴に頼ること」
会社の規模でなく、職種を選んで転職を繰り返し好きな道を切り開く
[昭和的価値観9] 「留学なんて意味がないということ」
大手企業でMBA取得後、安定を捨てた理由

【第2章】 独立編
[昭和的価値観10] 「失敗を恐れること」
大企業からNFLへ
[昭和的価値観11] 「公私混同はしないこと」
サラリーマンからベストセラー作家になった山田真哉氏
[昭和的価値観12] 「盆暮れ正月以外、お墓参りには行かないこと」
赤門から仏門へ、東大卒業後、出世した彼の人生
[昭和的価値観13] 「酒は飲んでも飲まれないこと」
グローバルビジネスからバーテンダーへ
[昭和的価値観14] 「フリーターは負け組みだということ」
フリーター雑誌が模索する、新しい生き方
[昭和的価値観15] 「官僚は現状維持にしか興味がないということ」
国家公務員をやめて、公務員の転職を支援する生き方
[昭和的価値観16] 「新卒以外は採らないこと」
リクルートが始めた、新卒以外の人間を採用するシステム
[コラム1] 企業に求められる多様化とは
[昭和的価値観17] 「人生の大半を会社で過ごすこと」
職場にはりついているように見える日本男子の人生
[昭和的価値観18] 「大学生は遊んでいてもいいということ」
立命館VS昭和的価値観
[コラム2] 21世紀の大学システム
[昭和的価値観19] 「最近の若者は元気がないということ」
日本企業を忌避しだした若者たち
[昭和的価値観20] 「ニートは怠け者だということ」
「競争から共生へ」あるNPOの挑戦

【第3章】 新世代編
[昭和的価値観21] 「新聞を読まない人間はバカであるということ」
情報のイニシアチブは、大衆に移りつつある
[昭和的価値観22] 「左翼は労働者の味方であるということ」
21世紀の労働運動の目指すべき道とは
[コラム3] 格差のなくし方

あとがき

以下読書録作成予定