北城恪太郎(編)『郵政民営化こそ日本を変える 経営者、大いに語る』の読書録

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北城恪太郎(編)『郵政民営化こそ日本を変える 経営者、大いに語る』

単行本:165ページ
著者:北城恪太郎(編)
出版社:PHP研究所
発売日:2005年(平成17年)6月10日第1版第1刷発行

目次

はじめに

【第1章】 郵政民営化が日本の将来を拓く 北城恪太郎
正しい理解こそが必要
持続可能な「小さな政府」をつくれるか
郵政は官でやり続けるべき事業なのか
資金の無駄を断つ
郵便局の可能性を拡げる
イコールフッティングに応じた経営の自由度を
超巨大な組織を分社化にする意味
郵貯銀行・郵保会社は、早期に政府出資ゼロの民間企業に
規模による弊害をどう解決するか
信書にも自由な競争を
まずは物流のイコールフッティングが必要
郵便のユニバーサル・サービスは民間でできる
金融のユニバーサル・サービス義務は不要
郵便局の配置は自由な経営判断で
国民の視点からチェックするガバナンスの確立を
小泉内閣への期待

【第2章】 経営者からみた郵政民営化の具体像

・改革の意義に沿った郵政民営化の実現を 岩沙弘道
「小さな政府」へ向けて舵を切れ
市場で競争し、自立できる民間企業への円滑な移行を
イコールフッティングの中身は事業ごとに異なる
改革のスピードアップが求められる
政府基本方針に立ち返った民営化を求める

・改革推進派にとっての3つの反省点 田村達也
小泉総理の誕生とともに改革委員会がスタート
レッテルだけになるのか「民営化」
「廃止」をまず優先すべきだった
財政部門全体の透明化、完全なディスクロージャー
改革プロセスにおける利害相反の排除

・財政投融資改革が日本に活力を生む 井口武雄
郵貯・簡保が財政投融資の入口
財政投融資システムの改革は急務
出口の財投機関は廃止・完全民営化
抜本改革の加速を

・官は民より信頼できるのか 渡邉正太郎
国の「集金マシーン」、郵貯と簡保
国民は350兆円の「真実」を知っているのか
公社が抱える効率性の限界
郵政民営化は国民一人ひとりの問題
生田正治日本郵政公社総裁へ
ライブドアVSニッポン放送の株取引騒動をみて
郵政改革の本質はここにある

・郵政民営化の利点とその後の課題 氏家純一
郵政民営化の議論の前提
ユーザーにとっての意義
多様な金融サービスを享受できる
国債市場に対する影響
不良資産化した資金をどうするか

・本当の問題はどこにあるのか 有富慶二
「クロネコヤマトは変えません」
「信書」の解釈をめぐる問題
「信書便法」は誰のための法律か
物流事業の領域で攻勢に出た日本郵政公社
イコールフッティングの確保こそ重要

・巨大な資金こそ最大の問題 森田富治郎
対立の根本にあるもの
改革の本質は何か
激変する経済・社会環境に対応するために
肥大化の防止と資金の圧縮を
改革の本番は法案成立後

・「平成版・秩禄処分」を実行せよ 松井道夫
泥棒に縄をなわせるがごとき改革
ゲームオーバーが近づいている
国民を襲う想像を絶する地獄絵
民のカネは民で、官のカネは官で
官のリストラは絶対条件

・国際物流活性化の起爆剤 大橋洋治
アジアの物流シェアが増加中
伝統的な「リレー輸送」では間に合わない
「より速く、より安く」が企業のニーズ
ドイツ・ポストの成功に学べ
官民一体となって競争力強化を

資料


郵政民営化をテーマにしている本


以下読書録作成予定