新たな年金401kで、あなたの老後はどう変わる? 伊藤雄一郎『年金術』の読書録

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厚生年金・国民年金増額対策室

伊藤雄一郎『年金術』

新書:228ページ
著者:伊藤雄一郎
出版社:文藝春秋
発売日:2003年(平成15年)4月20日第1刷発行

目次

はじめに

【序章】 日本版401Kをめぐる10の誤解
あなたの401K理解は正しいか?

【第1章】 401K導入の現場
導入でどうなる?あなたの退職金
すかいらーく-転職が激しい業界の武器
サンデン-販売手数料ゼロを獲得
日本オラクル-外資のフットワークと合理性
トヨタ自動車-鍵はスケールメリット
松下グループ5社-将来の401K導入を見すえて
普通銀行・証券会社の攻勢
銀行系・証券系の自信
どの金融商品を組み込めばいいのか
主力は投資信託なのに

【第2章】 401Kは、どんな年金システムか?
最大の特徴は「自己責任」
なぜ今導入したのか
どんな仕組みなのか
「企業型」と「個人型」
国民年金の未納者は加入できない
掛け金には天井がある
運営・管理は誰がするのか
運営管理機関と資産管理機関の違い
いつから受給が開始されるか
どれだけの額をもらえるのか
税制面でも優遇される

【第3章】 年金制度・社会保障はこう変化してきた
社会保障制度の行きづまり
80年代以降にあらわれた「乖離」
なぜ改革できないのか
公的年金の変遷
変革を余儀なくされる時代
ますます苦しくなる財源
政策担当者はバブル紳士と同じ
お年寄りについての「常識」
まれでなくなった「古稀」
初めて登場した「強い老人」
給料の半分を持っていかれる
若者がいなくなる!
保険料不払い層がふえている
アイデアがないわけではない

【第4章】 401Kで先行するアメリカ
90年代株高の立役者
エリサ法が中級階級を株式市場に
401Kの登場
投信がその中核金融商品に
本家401Kの特徴
「マッチング拠出」と「中途引き出し」
アメリカの年金は政治主導
アメリカの国民年金・厚生年金
エンロンの野望
デリバティブの先駆け
数々の粉飾の手口
アナリスト、金融機関、会計事務所の罪
次々と不祥事が明るみに
401Kにも影響
大恐慌の教訓を真に活かすために

【第5章】 日本版401Kのゆくえ
不況が後押しする日本版401Kの普及
401Kのメリット
そのデメリットは?
確定給付から確定拠出への切り替え
利回りと運用期間
さまざまな反応
すでに始まっている投資教育
世論はどうみているか
「お金とセックスは学校で教えない」
現場での実践投資
もう誰も助けてはくれない

あとがき
参考文献資料


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以下読書録作成予定