いよいよ変額個人年金の銀行窓販解禁!! 経済法令研究会(編)『変額個人年金-その仕組みと実務』の読書録

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厚生年金・国民年金増額対策室

経済法令研究会(編)『変額個人年金-その仕組みと実務』

単行本:188ページ
著者:経済法令研究会(編)
出版社:経済法令研究会
発売日:2002年(平成14年)8月15日初版第1刷発行

目次

【第1章】 銀行等による変額個人年金の販売

Sect.1 銀行等による保険窓販の解禁
1.銀行等にとって大きなインパクト
(1)これまでの銀行等のスタンス
(2)保険窓販解禁が生命保険会社と銀行等に与える影響
2.中心商品となる変額個人年金
(1)変額個人年金と多様な金融商品の提供
(2)お客さまにとってもインパクトがある
Sect.2 変額個人年金販売の必要性
1.ペイオフ解禁
(1)各金融機関に問われる信用リスク
(2)ペイオフ解禁の影響と資金シフト
(3)受け皿商品の確保
(4)資産の分散を実現する
2.フィードビジネス
(1)フィードビジネスをめぐる熾烈な競争
(2)変額個人年金のフィードビジネス
(3)証券会社による販売
3.囲い込み
(1)トータル・サービス(ワンストップ・サービス)
(2)固定化
(3)活性化
(4)投資信託販売との相乗効果
(5)次なる展開に向けて
Sect.3 変額個人年金の歴史と現状
1.変額個人年金の歴史
2.米国における販売状況
(1)販売の背景
(2)販売会社とその実績
3.米国における販売チャネル
4.わが国における変額個人年金の現状
(1)販売の背景
(2)販売会社
(3)販売チャネル

【第2章】 変額個人年金の仕組みとポートフォリオ

Sect.1 変額個人年金の仕組み(基本型)
1.ファーストステップ
(1)告知
(2)払込方法(一時払と月払)
(3)規則的増額
2.セカンドステップ
(1)据置期間
(2)死亡保障(元本保証)
(3)特別勘定
(4)スイッチング
(5)諸費用について
(6)解約と解約控除
(7)契約者貸付
3.サードステップ
(1)年金の種類
(2)年金額
Sect.2 変額個人年金のポートフォリオの考え方
1.リスクとリターンの理解
(1)リスクとリターンとは
(2)リスクの軽減方法
2.長期運用と分散投資
(1)長期運用
(2)分散投資
3.リスク許容度
4.特別勘定の種類
(1)おまかせ型ファンド
(2)個別型ファンド
(3)ライフサイクル型ファンド
5.特別勘定のオプション
(1)スイッチング
(2)ドル・コスト平均法
(3)リバランス機能
6.最適なポートフォリオ
Sect.3 変額個人年金の税制の取扱い
1.保険料を払い込んだ場合
2.据置期間中の課税の繰り延べ
3.据置期間中の被保険者死亡の場合
4.途中解約時、一括受取時
5.年金受取時
6.据置期間中の契約者死亡
7.年金受取中に年金受取人が死亡した場合
Sect.4 生命保険契約者保護機構
1.生命保険契約者保護機構とは
2.保険契約者等の保護

【第3章】 金融商品のなかにおける変額個人年金の位置付け

Sect.1 新たな地位を築き始めた変額個人年金
1.死亡保障と生存保障
(1)死亡保障
(2)生存保障
2.新たな地位を築く変額個人年金
Sect.2 変額保険との違い
1.変額保険の分類
2.変額保険の現況
(1)下がる運用成果
(2)特別勘定の数と運用先
(3)コンプライアンス(法令遵守)、ディスクローズなど
Sect.3 定額個人年金との違い
1.定額個人年金の分類と販売額
2.定額個人年金の仕組み
3.定額個人年金の予定利率と生命保険会社に与える影響
(1)逆ざやと破綻
(2)予定利率と解約
(3)老後の生活資金のベースに
Sect.4 投資信託との違い
1.変額個人年金と投資信託の違い
(1)変額個人年金と投資信託との比較
(2)変額個人年金の基本
(3)投資信託の購入目的
2.変額個人年金と投資信託の具体的資金の活用
(1)死亡保障
(2)運用期間
(3)諸費用
(4)解約控除
(5)税制
(6)課税繰り延べ効果
(7)アセットアロケーションの見直し
(8)補完的な関係

【第4章】 変額個人年金のニーズと販売術

Sect.1 変額個人年金の活用
1.変額個人年金の活用
2.変額個人年金を具体的に活用するために
Sect.2 将来の生活資金として
1.公的年金制度の補完
2.公的年金制度
(1)公的年金制度の改正
(2)少子高齢化
(3)公的年金の現状~国民年金~
(4)公的年金の現状~厚生年金保険~
3.確定拠出年金
(1)確定拠出年金法の施行
(2)現行の企業年金制度の問題点
(3)確定拠出年金導入の意義
4.老後生活資金の準備
(1)個人年金の準備
(2)将来の生活資金の設計
5.その他の資金ニーズ
Sect.3 相続対策として
1.相続対策における変額個人年金の活用
(1)生命保険活用のポイント
(2)生命保険の普及率の背景
(3)相続における生命保険の活用
(4)注意が必要な税制の取扱い
2.相続対策における変額個人年金の具体的活用例
(1)生命保険の非課税枠の活用
(2)生命保険契約の権利に関する評価の活用(相続税法26条)
(3)定期金に関する権利の評価の活用(相続税法24条)
Sect.4 資産の運用として(ペイオフ対策)
1.ペイオフ
(1)ペイオフ対策でお客さまがとる行動
(2)受皿になりうる金融機関
2.使う資金と残す資金
(1)金融資産の保有割合
(2)資金の目的別に分散する効果
3.積極運用と元本保証
4.ペイオフ対策における変額個人年金の活用
(1)今までになかったメリットの享受
(2)変額個人年金はリスク商品
Sect.5 変額個人年金の選択ポイント(メリットとデメリット)
1.変額個人年金のメリット
(1)年金商品として
(2)保険商品として
(3)運用商品として
(4)税制の取扱い
2.変額個人年金のデメリット
(1)運用リスク
(2)諸費用(コスト)
(3)解約控除
3.変額個人年金を選択する際のポイント
(1)仕組みの違い
(2)諸費用
(3)特別勘定の種類と運用会社
(4)パフォーマンス
(5)ディスクローズとアフターフォロー体制
(6)生命保険会社の健全性
Sect.6 お客さまの反応
1.断りのパターンの理解
2.保険はいらない
(1)お客さまの警戒心
(2)保険ではなく年金
3.年金はいらない
(1)年金はいらないという反応
(2)公的年金を受け取っている場合
(3)年金をあてにせずに済む場合
(4)年金はいらないという断りのパターンの理解
4.10年間は長い
(1)10年間は長いという断りの側面
(2)資金の目的を明確に
(3)老後生活資金としての特徴を説明
(4)一歩下がった話し合いも必要
5.リスクがこわい
(1)リスクの存在の説明
(2)リスク軽減と資産分散目的を説明
Sect.7 変額個人年金販売上の注意点
1.販売資格
(1)販売資格とその必要性
(2)「一般過程試験」「専門過程試験」「変額保険販売資格試験」
2.リスクの説明
3.適合性の原則
4.保険業法
(1)将来の運用成果について断定的判断を提供する行為
(2)特定会社との比較、特定期間をとり上げての比較
(3)年金額、解約返戻金の保証
(4)特別の利益の提供
(5)虚偽の説明
(6)損失を被った場合に責任を負うことを約束する行為
(7)変額年金のリスクなど重要事項についての説明漏れや不完全な説明
(8)告知義務違反をすすめる行為
(9)契約の不当な乗換行為
(10)脅迫、業務上地位の不当利用
(11)誤解を招く表示・説明
5.弊害防止措置
(1)抱合せ販売の禁止
(2)非公開情報保護措置
(3)誤認防止措置
6.金融商品販売法
(1)対象となる金融機関
(2)説明すべき重要事項
(3)勧誘方針の策定・公表義務
7.法人募集代理店に対する規制
(1)特定契約規制
(2)構成員契約規制

【第5章】 1問1答 変額個人年金Q&A

Question.1 変額個人年金の販売対象
Q.変額個人年金は、どのようなお客さまにお勧めするのがよいのでしょうか?
Question.2 契約上の関係者
Q.変額個人年金を契約する際に出てくる関係者の概念を教えてください。
Question.3 変額個人年金と老後の生活資金
Q.老後の生活資金にはいくらくらいが必要ですか?
Question.4 変額個人年金の税制の知識
Q.変額個人年金の税制のメリットは何ですか?
Question.5 変額個人年金と投資信託の違いと説明法
Q.投資信託との違いがよくわからないのですが、ポイントは何でしょうか?
Question.6 変額個人年金にかかるコストの理解
Q.変額個人年金はコストが高いといわれますが、どうなのでしょうか?
Question.7 変額個人年金と変額保険の違いと説明法
Q.変額保険との違いがよくわからないのですが、ポイントは何でしょうか?
Question.8 変額個人年金と定額個人年金の違いと説明法
Q.定額個人年金との違いがよくわからないのですが、ポイントは何でしょうか?
Question.9 変額個人年金におけるポートフォリオ提案
Q.変額個人年金におけるポートフォリオの提案方法がよくわかりません。
Question.10 終身年金と確定年金の比較と説明法
Q.終身年金と確定年金を比較すると、結局はどちらが得になるのでしょうか?
Question.11 解約控除の計算方法
Q.解約控除の計算方法を教えてください。
Question.12 変額個人年金と確定拠出年金の違いと説明法
Q.確定拠出年金との違いは何ですか?
Question.13 生命保険会社の破綻
Q.保険会社が破綻した場合、保険契約はどうなりますか?
Question.14 複数の商品の取扱い
Q.複数の生命保険会社の年金を扱いますが、どの商品をお客さまにお勧めすればよいのでしょうか?

【第6章】 参考資料

関係相続税法
一般課程テキスト(生命保険協会)の内容
専門課程テキスト(生命保険協会)の内容
変額保険テキスト(生命保険協会)の内容
保険業法300条について


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