ハートフォード生命保険株式会社 砂川和彦『変額年金保険』の読書録

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厚生年金・国民年金増額対策室

砂川和彦『変額年金保険』

単行本:130ページ
著者:ハートフォード生命保険株式会社 砂川和彦
出版社:金融財政事情研究会
発売日:2002年(平成14年)10月10日第1刷発行

目次

【第1章】 変額年金市場の展望

1.これからは変額年金の時代
[コラム] 変額年金の誕生
2.日本における変額年金市場の将来性
(1)高齢層に偏在する金融資産
・50歳以上が全体の7割を保有
・退職金マーケットも拡大の方向
・高齢層の金融資産は使われない
(2)急成長が見込まれる変額年金市場
・2010年頃には30~50兆円市場に
・資産形成から資産活用へ
[コラム] 退職準備に偏るFPのアドバイス
3.米国の変額年金市場
(1)変額年金発展の歴史と市場拡大の背景
(2)変額年金市場の現状
(3)変額年金のビジネスモデル
[コラム] 投資商品に取組む米国銀行業界

【第2章】 変額年金の商品性

1.変額年金の特徴
(1)個人年金の目的
(2)変額年金の特徴
(3)他の個人年金との違い
(4)利率変動型年金との違い
(5)投資信託との違い
2.変額年金の仕組みとリスク
(1)基本的な構造
(2)購入方法
(3)資産運用
・概要
・資産運用サービス
・専用ファンド方式
・ファンド組み入れについての基本的考え方
・ファンド選定基準
[コラム] ハートフォードのファンド選定基準
(4)保険の機能
・死亡保険金
・ステップアップ死亡保障
・終身保障
・配偶者契約継続
(5)年金の機能
・変動型年金と定額型年金
・年金の一括受取
・確定年金
・保証期間付終身年金
・保証期間付夫婦年金
・一時金付終身年金
・介護割増年金
・年金原資元本保証型
・年金種類等の変更
(6)流動性
・途中解約
・契約者貸付
(7)費用について
・販売手数料と解約控除
・保険関係費用
・運用関係費用
・契約管理手数料
・年金支払費用
(8)変額年金と税金の基礎知識
・契約時点の税金
・途中解約時点の税金
・相続に係わる税金
・年金に係わる税金
・運用収益に対する課税繰り延べ

【第3章】 金融機関の窓販戦略

1.変額年金のマーケティング戦略
(1)他社との差別化戦略
(2)顧客のセグメント化
(3)各セグメントの特性
(4)顧客セグメント別ニーズと変額年金
(5)複数の変額年金のクロスセリング
(6)投資信託とのクロスセリング
(7)確定拠出年金と変額年金の関係
[コラム] 72の法則とインフレ
2.ライフプランと変額年金の販売手法
(1)潜在ニーズの顕在化と商品ニーズへの変換
(2)すべての話法の土台となる変額年金の本質
[コラム] 変額年金は死亡コールオプション
(3)顧客セグメントの細分化
(4)顧客セグメントごとのライフプラン
・資産形成から資産活用へ
・「遺す」お金のアドバイス
・争続対策
・現金対策
・相続税対策
・孫に残す
・年金対策
・まさかに備える
[コラム] 長期投資・相続対策と終身保障

【第4章】 変額年金と資産運用アドバイス

1.変額年金と投資教育
(1)ポートフォリオ理論の前に
(2)投資の本質は
・なぜ投資をするのか
・どうすれば投資で資産を増やせるのか
(3)投資の本質は株式投資
(4)長期投資について
(5)分散投資(ポートフォリオ)の誤謬
(6)資産運用アドバイスのあるべき姿
2.変額年金特有の資産配分(アセット・アロケーション)アドバイス
(1)投信におけるアドバイスの整合性
(2)長期投資とコールオプションの組み込み

【第5章】 変額年金のコンプライアンス

1.コンプライアンスの目的
(1)マーケティングとコンプライアンスの接点
(2)変額年金の失敗を繰り返さないために
・販売の狙い手について
・商品(特別勘定)の構造
・元本割れリスクの説明ポイント
・設計書活用時の留意点
2.コンプライアンスのポイント
(1)保険募集の定義
(2)重要事項の説明
・保険業法の重要事項
・金融商品販売法の重要事項
・消費者契約法
[コラム] 変額年金に特有な重要説明事項
(3)不正話法/話法相違/説明不十分
(4)比較説明/比較表示
(5)断定的判断の提供
(6)募集資料違反
(7)無面接募集
(8)告知書等改竄・不告知教唆・不実告知教唆/危険選択に関する不適行為
(9)保険料の立替/特別利益の提供
(10)威圧的募集等
(11)無断契約/名義借契約/了解不十分契約
(12)適合性原則違反
(13)無登録募集、無資格募集
(14)代行募集
(15)自己契約・特定契約・構成員契約
(16)成績付替/共同取扱い
(17)保険種類、引受保険会社を誤認させる行為
(18)マネー・ローンダリング
3.銀行等の保険窓販の留意点
(1)預金等との誤認防止
(2)顧客の非公開情報保護措置
(3)弊害防止措置の充実
(4)コンプライアンスの4つのポイント
4.金融機関の保険窓判における今後の課題
(1)比較販売
(2)特別利益の提供
[コラム] 顧客はここが不安


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