本当に正しい預金、債券、個人年金の使い方 吉本佳生『金融商品にだまされるな!』の読書録

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吉本佳生『金融商品にだまされるな!』

新書:190ページ
著者:吉本佳生
出版社:ダイヤモンド社
発売日:2007年(平成19年)11月8日第1刷発行

目次

はじめに ぜ~んぶ、ウソ!

【第1章】 最近流行している『危ない金融商品』のポイント解説
基本的に、金利は物価上昇を反映して決まる
満期を銀行が選択できる預金~中途解約すれば、大損する!
外貨建の個人年金保険~国債と比べて評価すべきだが?
元本保証型の投資型年金保険~無意味な保証のために機能が大幅に劣化
外貨預金の高金利キャンペーン~年率表示のトリック
二重通貨預金~損をするためにだけあるような預金
条件つきで元本を確保する株式投資信託~株価暴落は例外的な現象か?

【第2章】 インフレに強いのは、意外にも、古くからある普通預金
普通預金と定期預金は、どちらが有利か?
個人向け国債は民間金融機関の敵
元本保証型の投資型年金保険はインフレに弱い
ふつうの高齢者にも外貨運用は必要か?
日本にインフレが来るとしたら?
[クイズ] 左右どちらの預金が有利?

【第3章】 高金利で元本保証で、しかも金利がステップアップする円定期預金
銀行が選択権をたくさん持つほど、客には不利
一番短い期間で終わるのが、客にとって最善の結果
勝ち負けをまったく反対に伝える、デタラメな説明

【金融機関が操るマジックのタネ明かしPart1 オプションと先物のしくみ】
オプション取引とは「売買の権利」の売買
売り手になるほうが魅力的?
オプションを組み込んだ金融商品の「隠れた手数料」は異常に高い
先物取引は現物取引に借金を組み合わせたもの
先物やオプションの取引では、円高が予想されている

【第4章】 よほどの不運に見舞われない限り、高金利が得られる債権
ITバブルの際に大流行したEB債・日経平均リンク債
ぼったくり金融商品は、何度でも復活する

【第5章】 ふつうより有利な条件でスタートできる外貨預金
オプションの売りを組み込んだ外貨預金
メリットは小さくし、しかもコストですべて吹き飛ぶ
富裕層向けの金融商品もぼったくりがひどい
[クイズ] 左右どちらの預金が有利?

【第6章】 元本は円建で安全で高金利なのに、円安でさらに金利が上がる預金
さらに複雑化する金融商品
満期に関する選択権は、とにかく協力に作用する

【金融機関が操るマジックのタネ明かしPart2 円相場の性質】
短期では金利、長期では物価が円相場を左右する
日本の金利が低いと、円安になるのか、円高になるのか?

【第7章】 大学や地方銀行などが喜んで買い、個人なら富裕層しか買えない債券
公共性の高い法人がおこなっている危険なギャンブル
財務担当者の心理と、予想のズレを巧みに利用した金融商品


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以下読書録作成予定