厚生年金・国民年金増額対策室 > 年金、みんな怒っています!(バックナンバー) > 第6号 議員年金減額直前の区議14人辞職
┏━━ ● 年金、みんな怒っています! ● 第6号 ◎議員年金減額直前の区議14人辞職 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 平成19年4月13日版 第6号 購読者数 71名様 】 こんにちは 社会保険労務士 小野塚です。 前回発行から約1ヶ月。 前々から作りたかったブログを完成させました。 http://www.office-onoduka.com/nenkinblog/ まだまだ記事はこれからですが、フォーマットはこれでいくつもりです。 アドレスを見てもらえれば分かるように、自分のドメインを利用できるので 検索エンジン効果もばっちり。ムーバブルタイプと言うブログで、SEOの 専門家も推奨しています。 【 議員年金減額直前の区議14人辞職 】 議員年金にからみ、なんとも情けないニュースがテレビや新聞で取り上げられ ました。地方議員の議員年金は平成19年4月に年金の給付水準が12.5% 減額になることが決まっており、その前に辞職すればこの減額規定にかからな いということから、4月から5月に任期満了になる議員のうち、なんと14名 もの議員が3月中に辞職していたのです。 つまり、61万円とも言われる月の報酬を1ヶ月ないし2ヶ月分をもらわなく ても、年金が減らされるよりはましという考え。実際に、議員5期目ならば議 員年金は22万円の差、議員9期目ならば50万円もの差になるといいます( 条件によりけり)ので、一般的には辞職を選ぶのが合理的ともいえます。もち ろん職責を無視した話として。 ●年金の既得権主義にギモン 年金を複雑にしているものの代表が既得権です。 代表的なのは60歳から支給だった年金を25年掛けて65歳にする取り組み ですが、議員年金もこれまで受給している人は既得権が保護されて、これから 受給する人が12.5%減額されるというしくみ。 今回のような抜け道に近いやり方も、こうしたしくみが招いたものです。 ●年金削減なら偏りのない負担を 今回の地方議員の議員年金減額の件にしても、これから受給する人は12.5 %減額だけれども、例えばすでに受給している人も減額の対象となり、いつい つまでに受給していた人は11%減額、それより前に議員年金を受給していた 人は10%減額というように段階的に幅広く減額措置を行い、年金財政の安定 に寄与させるということはできないものでしょうか。そのような形で、任期前 に辞職してもメリットが少ないこととなれば、今回のようなことは起きなかっ たのではないでしょうか。 一般の年金も、これから受給する人だけでもって減額措置で帳尻を合わせよう とすると、世代間の年金格差は広がったままですし、全体で年金給付水準を引 き下げるよりも、若い世代にとっては大きな負担を背負うことになります。と 言いつつ、まずもって既得権主義はなくならないと思っておりますが。
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