厚生年金・国民年金増額対策室 > 年金、みんな怒っています!(バックナンバー) > 第11号 「第三者委員会」訂正審査終了わずか2.3%
┏━━ ● 年金、みんな怒っています! ● 第11号 ◎「第三者委員会」の消えた年金記録の訂正審査終了わずか2.3% ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 平成19年11月16日版 第11号 購読者数 93名様 】 こんにちは。 前回号を発行してから2ヶ月が経ち、まぐまぐさんから「2ヶ月出してませんよ~」との メールを頂戴しました。 なるほど、このようにハッパをかけてくれるシステムになっているのですね! ●「第三者委員会」の消えた年金記録の訂正審査終了わずか2.3% 2007年11月15日の毎日新聞によれば、6月から11月11日までの第三者委員会 (中央・地方)への年金記録の訂正申立て件数は計25,641件で、訂正するしないに かかわらず、審査が終了した件数は599件(全体の2.3%)となっています。 ○訂正を認めた件数:470件 ○訂正が認められなかった件数:129件 ●現状でも10年掛かる?? 『第三者委関係者から「単純計算すると、審査終了まで10年以上かかる」との 声も出ている。(記事まま)』というように、現状でも審査をするだけで途方 もない時間がかかり、幸いにも審査して年金記録の訂正が認められたとしても 「お迎え」が来た後・・・となりかねません。 ●今後、申込みが増加するのは確実 私の身内も、不自然な形で国民年金が一部だけポコッと抜け落ちているのです が、現在通常の照合調査申立て中(台帳やマイクロフィルムを調べてもらうも の)のために第三者委員会に申し込むのはその結果が出た後となります。 そして、現在はその照合調査件数自体も多くなっているということから、 いますぐに第三者委員会に申し込みたくても申し込めない「予備軍」はかなりの 人数になると思われます。 また、今すぐに申し込める人も、第三者委員会の傾向が分かってから 申し込もうという様子見の人、および申し込みのやり方がわからずにいる人など もかなりの数に上るものと思います。 ●「第三者委員会」国民年金と厚生年金の傾向と対策 http://www.soumu.go.jp/hyouka/nenkindaisansha.html こちらのページに、実際の認定・不認定事例が掲載されています。 国民年金と厚生年金それぞれ1つだけ大きなポイントを上げるとすれば、 次のようになります。 ○国民年金:申立て期間以外に未納がなく、短期間であること。 ○厚生年金:厚生年金基金の記録が残されていること。 国民年金は、その年において一部未納である場合には、未納部分がある場合に 記載されるはずの「特殊台帳」の存在などで申立て期間の裏付けとなる場合が あります。 厚生年金は、事務処理ミスと思われる部分がある場合に認められる事例が多く、 その多くは厚生年金基金の記録が裏づけとなっています。 なお、まだ半分くらいしか読み込んでいませんのであくまで参考まで。 ●第三者委員会への協力の意思がある社会保険労務士はたくさんいるのです。 第三者委員会が今後どのような動きを見せるのか見当が付きません。 ただ、もしもこの先調査が進展しない場合において「(協力者という意味で)人手 が足りない」という理由を表明したとしたら、それは事実ではありません。 今回(11月)、社会保険労務士に対して第三者委員会の調査員の増員における 協力要請があったのですが、募集人数をはるかに超える応募(東京・・・10倍 とも言われております)があったのです。 恐らく「消えた年金を何とかしたい」「今こそ世の中のお役に立ちたい」とい うような強い意志を持つ人たちばかりだと思います。 しかし、残念ながら応募の枠は決まっておりますので、応募した大半の社労士は 協力の機会が得られませんでした。 今回の応募は、通常の業務をかなり犠牲にしなければ成し得ないものであったに もかかわらずこれだけ多くの方が申し込みを行なったのです。 今後、もし誤った報道などで「社会保険労務士は何をしているんだ。第三者委員 会へ行って協力しろよ」などと思う方もいらっしゃらないとも限りませんので、 あらかじめこのような事実もお伝えさせて頂きました。
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