厚生年金・国民年金増額対策室 > 年金をもらう|年金の受給全般Q&A > mnz0705
高年齢雇用継続給付と年金の関係は?
60歳定年後も企業で働き続けるなどした場合に、
60歳時点の賃金と比較して75%未満になると支給される高年齢雇用継続給付。
在職老齢年金の年金カットのしくみとの絡みもあり、なかなかわかりにくいところなのですが、
賃金によっては、賃金が少ない方が最終手取り額が多くなるという逆転現象も見られるのです。
現在の賃金
健康保険料 介護保険料 厚生年金保険料 雇用保険料 所得税 手取り賃金 |
24万円
9,840円 1,476円 17,570円 1,440円 3,430円 206,244円 |
30万円
12,300円 1,845円 21,963円 1,800円 5,240円 256,852円 |
高年齢雇用継続給付金 | 36,000円 | 0円 |
年金 | 55,600円 | 40,000円 |
最終手取り額 | 297,844円 | 296,852円 |
在職老齢年金とは別に、高年齢雇用継続給付(現在の賃金の何パーセントか)によって年金がカットされます。
具体的には、高年齢雇用継続給付によって、
現在の賃金の15%が支給される時に、年金は標準報酬月額の6%カットされます。
また、高年齢雇用継続給付によって賃金の15%未満が支給されるときは、
その支給額に応じて6%という数字は低減されてカットされます。
上記表のとおり、30万円の賃金と24万円の賃金で働く場合、
働く人にとっても不利益は若干の雇用保険料と厚生年金保険料ダウンくらいです。
このしくみによって、最終手取り額を落とさずにマイペースで働くことも可能になります。
ただし、適用の上限額が決まっていたり、60歳時点の賃金に比べてどれだけ賃金がダウンした時に
どれだけ高年齢雇用継続給付がでるかなどわかりにくい面もありますので、
詳しくはハローワーク等へお問い合わせください。
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