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年金が保険??
ピンと来ないかもしれません。
生命保険なら急な病気や万が一の死亡に備えて。
火災保険なら万が一の火災に備えて。
自動車保険なら万が一の事故に備えて。
それぞれ保険を掛けておきます。
それでは年金は何に備えてといるのでしょう。
その主な目的は所得保障の観点からの
『長生き』に対して保険料を払っているのです。
「あ~~、長生きするとうれしい半面病気も多くなるからな~」
それも半分正解です。
高齢になると多くの方が現役を引退されて所得が無くなりますが、
若い時みたいに体さえ元気ならもっと働きたいのに、
という方もいらっしゃいますから。
半分というのは病気やケガなどのリスクは
健康保険等でのカバーとなる為です。
自分はあまり体力もないし、
60歳で会社を定年退職して男性の平均年齢78歳まで18年間分の蓄えがあればいいだろうと、退職金を含めて貯金をしていたとします。
ところが第2の人生がとても充実し、
あっという間に75歳になりました。
体はなおも元気です。
ところがあと3年で貯金も無くなります。
とはいえ求人も無く、働くことができません。
人生設計が完全に狂いました。
原因は『長生き』というリスクの為です。
自分はいつまで生きるのか・・・
誰にもわかりません。
ということは貯金だけで老後の人生設計をすることが
かなり難しいということがわかります。
長生きはうれしい反面リスクでもあり、そのために保険を掛ける。
だから年金なのに保険料と言うのですね。
国民年金や厚生年金などの公的年金は、重い障害になった時、
不幸にして亡くなった時に一定の条件を満たせば障害年金、
遺族年金として支払われますが、
これも所得保障という点では同じ趣旨なのです。
ついでに言えば、年金は保険なので保険料を払っていない人には保険金は下りません。
とはいえ国が行う保険なので払えなくても仕方がないと認められる一定の人には保険料を免除する制度もあります。
また、年金は一般の保険と違い税金も使われています。
時代ごとの貨幣価値にも対応します。
倒産の心配がありません。
現行では国民年金を例にとると、
平均寿命よりも低い73歳で金額面だけでいえば損得ゼロになり、
長生きするほど得になります。
つまり男性平均寿命78歳、女性平均寿命85歳ということは、
計算上、日本人の男性の半分が78歳まで生き、
同じく女性も半分が85歳まで生きるということです。
その一方年金は男女共に73歳の時点で掛けた保険料と、
もらえる年金がイコールになるわけでから多くの人は年金で元が取れ、
男性の2人に1人は5年分、女性の2人に1人が12年分の年金を多くもらえる計算になる訳です。
賢く年金と付き合って、悠々自適の年金ライフを送りたいものですね。
厚生年金増額対策まとめ
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2.中高齢の特例
3.60歳台前半の特例
4.定時決定
5.育児休業
6.在職老齢年金
7.厚生年金繰り下げ受給
8.任意単独被保険者
9.高齢任意加入被保険者
10.退職改定
11.3歳未満の子の養育特例
国民年金増額対策まとめ
1.付加年金
2.任意加入被保険者
3.国民年金繰り下げ受給
4.保険料免除制度
5.国民年金基金
6.時効の2年間
7.前払制度(保険料前納)
8.会社員(厚生年金加入)
9.第3号被保険者の空白期間
年金Q&A
1.公的年金制度と年金問題
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4.年金、ここが損得の分れ目
5.国民年金の保険料
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12.加給年金の受給
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18.国民年金への加入
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20.離婚時の年金分割
21.国民年金基金QA
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2.厚生年金と国民年金
3.国民年金
4.年金生活
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年金の手続き
1.年金受給者の手続き
2.裁定請求書の書き方と留意点