厚生年金・国民年金増額対策室 > 年金生活の実態 > 老後の生活での、収入と消費金額は?→ 総務省「家計調査(総世帯)」(平成17年)
老後の収入と消費金額はどのくらいですか?
世帯主の年齢が65歳以上の世帯の収入と消費|総務省「家計調査(総世帯)」
(平成17年)より、年平均の1ヶ月の金額を見ますと次のようになります。
区分 | 勤労者世帯 | 無職世帯 |
実収入 | 349,374円 | 189,145円 |
実支出 消費支出 ※非消費支出 (※社保料・税金等) |
334,094円 (294,385円) (39,708円) |
224,108円 204,270円 19,838円 |
収支 | +15,280円 | -34,963円 |
65歳以上の高齢者だけの世帯、または18歳未満の未婚の者が加わった世帯での、
1世帯あたり収入(所得)の平均額の内訳を見てみます。
高齢者世帯の所得|厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成16年)より
区分 | 1世帯あたり平均所得金額 |
総所得 (稼働所得) (公的年金・恩給) (財産所得) (年金以外の社会保障給付金) (仕送り・その他の所得) |
290.9万円 (51.2万円) (209.3万円) (15.7万円) (3.4万円) (11.4万円) |
※高齢者世帯に限らず全世帯での総所得金額を見ますと、579.7万円となります。
世帯主の年齢が65歳以上の世帯では、平均的に赤字収支となっています。
では、65歳以上の世帯のみなさんは、
その赤字分をどうやって補っているのでしょうか?
高齢期の生活費不足分の対応方法
内閣府「高齢者の経済生活に関する意識調査」(平成14年より)
※調査対象は、全国60歳以上の男女
(データは平成13年のもの)
興味深いのは、平成7年と平成13年の比較で、
3番目の「子供と同居したり、こどもに助けてもらう」が、
1位の36.6%から3位の26.4%へ下落したことです。
その分2番目だった「生活費を節約して間に合わせる」が、
1位になりました。
子供を当てにしなくなったのか、当てにならなくなったのか、
それとも当てにできなくなったのか・・・
おそらく現在の不遇の就業環境から考えますと、
子供も自分自身で精一杯なのだと思います。
そもそも、公的年金のうたい文句に
「昔あった仕送りが、その役割を年金へとバトンタッチした」
というのがありますから、その言葉通りに
年金をしっかり充実させて欲しいものです。
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