厚生年金・国民年金増額対策室 > 年金を知る|公的年金制度と年金問題Q&A > ss0601
私が払っている厚生年金の保険料についてですが、
積み立てられているわけではないと聞きました。
なんだか不安になりますが、
公的年金制度の保険料とは、
いったいどういう仕組みになっているのですか?
公的年金制度では、
保険料は積立方式と賦課方式の両方を採用しています。
基本的な仕組みとしては賦課方式のほうで、
いわば親への仕送りです。
現役で働く人の保険料を、
その時代ごとの年金給付の財源としているわけです。
ただし、これには一つ欠点があります。
それは、もらう人の割合が多くなるほど、
制度の維持が難しくなるということです。
たとえば20万円の年金をもらう人がいるとします。
この人一人を支えるのに、
若い現役会社員が10人いれば、
1人2万円で支えることができるのです。(極めて単純化の説明)
しかし、総人口に対する65歳以上の人口が、
1985年には、10人に1人だったのが、
2004年には、5人に1人になり、
2015年には、4人に1人に、
2050年には、3人に1人になると、
予測されています。
とても保険料だけで年金制度を支えていくことはできません。
そのため、賦課方式と併用してある程度の積立方式も採用されているのです。
若い人の割合が多いときは、保険料の一部を積立に回し、
若い人の割合が少ないときは、積み立てた保険料を取り崩していく。
もちろん国庫負担という名の税金の補填、
その他給付費の削減、
保険料アップ、給付内容の見直し、削減などなど
あらゆる手段を講じて、公的年金制度の維持を図っているのです。
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