厚生年金・国民年金増額対策室 > 年金を知る|年金、ここが損得の分れ目 > sst0710
65歳前後の退職。もらえる額が多いのは雇用保険の基本手当?厚生年金?
65歳前に雇用保険の失業給付をもらうと、その期間は厚生年金(特別支給の老齢厚生年金)が支給停止。
よって年金額の多い人、または基本手当の少ない人にとっては、
基本手当てをもらうことが逆に損になってしまうことにもなりかねません。
65歳未満の特別支給の老齢厚生年金
報酬比例部分だけの人の平均は、およそ月額9万円強です。
そして、2階建てになる場合、これに1階部分(将来の老齢基礎年金)がついて、
およそ16万円が平均的な厚生年金受給額です。
それに対して、雇用保険の基本手当は、
退職前6ヶ月の賃金の平均の日額、つまり賃金日額が1万円の人なら、
基本手当ての日額はおよそ4,900円。
1ヶ月なら15万円程度です。
雇用保険の失業給付を受けていれば
厚生年金は支給停止ですから、
意識的にどちらが得をするのかを考えておかなければなりません。
厚生年金のほうが金額が多いのならば、
退職後、職安に求職の申し込みをしないという選択肢あります。
また、金額の大小だけではなく、税金のことも考えなければなりません。
基本手当ては非課税、年金は課税。少々ややこしいです。
結局のところ、雇用保険の金額を知るために職安(ハローワーク)へ、
年金の金額を知るために社会保険事務所へ、
それぞれに出向かなければ、正確なことはわからないということです。
65歳以降は、雇用保険と年金の両方の給付を満額もらえますが、
65歳以降の退職では、雇用保険は高年齢求職者給付金という一時金しかもらえません。
基本手当て日額の30日分~50日分です。
ですので、65歳少し前の退職というワザを使い、
基本手当と年金の両方を満額もらえるようにすることが、
一番得をする方法だといえるでしょう。
(※あくまで給付を受けるという観点で言えばの話)
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