厚生年金・国民年金増額対策室 ＞ 年金相談事例集 ＞ 青田さまの年金相談事例 Step7｜東京都国民年金基金への代理調査等。
青田さまのご自宅にて：その５（平成18年6月）（小野塚vs靑田さま）
国民年金基金の資料を見ながら、ご説明の開始です。
靑田さま、国民年金基金に10年も加入されていたのですね。
家に勧誘の人が来て加入しました。
ほとんど理解していなかったのですが、節税対策になるからということでいいかなあと。
利率のいい時に入っていますので(予定利率6.5％)、かなりお得です。
年金額は、いくらくらいもらえるのでしょうか？
申し訳ありませんが、基金については利率との関係もありますので、
加入当時のパンフレットなどがないと、すぐにはわかりません。
ですが、基金に問い合わせれば、予定年金額を調べることは可能です。
60歳に達する前に、問題が無ければ自動的に通知が来るはずですが、
お知りになりたいのであれば、私のほうで調べてまいります。
いかがいたしますか？
お願いします。
せっかくの機会ですので、年金については全部を知りたいのです。
予定年金額のご報告をいたします。
65歳から年額で、364,300円もらえることになっています。
これは、大きかったですね。
そんなに出るんですか！？
20万円前後を想像していましたので驚きです。
こんなことなら、もっとたくさん掛けていればよかったです。
そうですね。
公的な年金は、民間の年金とくらべると、格段に有利ですから。
国民年金基金もそうですが、国民年金と同じものを民間で用意しようと思えば、
保険料は倍以上になるとの試算もあるくらいです。
※国民年金基金は社会保険料控除・公的年金等控除が使える私的年金です。
ところで、国民年金基金では、年金の種類がいくつか用意されておりまして、
自分で選択できるようになっています。
終身年金か確定年金か、遺族給付があるのかないのか、口数は何口か。
種類によって掛け金も変わってきます。
靑田さまの国民年金基金はご本人のみの老齢給付部分しかございませんので、
お亡くなりになった時は掛け捨てになってしまいます。
そうなんですか。
確かに余計なものは省いて、最低限のものに入りましたので仕方がないです。
長生きすれば問題ないわけですよね。
その通りです。
ぜひ長生きして、もとを取り返してください。
年金のもらい始めは65歳ですが、
70歳と10ヶ月以上長生きですと最低限払った金額は返ってくる計算です。
そのくらいなら、何とかなりそうです。
一つの目標として頑張ります。
それと、国民年金基金のほうの裁定請求手続は、65歳になりますと、
基金から「裁定請求に関するご案内」というのが送付されますので、
その事務連絡に沿って、基金に裁定請求書を出すことで受給が開始されます。
わかりました。
それでは、いよいよ特別支給の老齢厚生年金の裁定請求手続です。
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