厚生年金・国民年金増額対策室 > 年金相談事例集 > 厚生年金基金の裁定請求2 【関連:企業年金連合会も年金支給漏れ(3人に1人)
斉藤さまのお住まいの管轄区役所にて、住民票の写しを取得。
その足で、港区芝公園の企業年金連合会で裁定請求手続きを行います。
本日は代理の裁定請求で参りました。
資料をご確認して頂けますでしょうか。
年金手帳、身分証明、委任状、住民票の写し、預金通帳のコピー、
雇用保険被保険者証のコピー等々を、確認していただきました。
大丈夫です。
それでは、裁定請求書はこちらになります。
必要事項を記入していきます。
はい、ご苦労様です。
年金額は、40,***円になります。
斉藤さまの年金額とお誕生日から、毎年1回、*月の支給となります。
少ないですね。
厚生年金基金の支払い月と、支払い回数の関係は、下記表のようになります。
|
年金の計算の方は、どのような式になるのでしょうか?
72,***円×7.643/1000×72月=40,***です。
再評価部分は厚生年金の報酬比例部分に反映しております。
ここの部分の詳しい計算などは、社会保険事務所でお聞き下さい。
後日、社会保険事務所で調査をしたところ、
基金該当部分の再評価金額は「76,***円」となっておりましたので、
基金の計算している部分の「72,***円」との差額の部分が、
厚生年金の報酬比例部分に反映していることになります。
わかりました。ご丁寧にありがとうございました。
ご苦労様でした。
また年金証書などが送られてきて、疑問点がございましたらお越し下さい。
ありがとうございました。
本日、厚生年金基金の手続に企業年金連合会まで行ってきまして、
無事すべての手続を終えることができました。
ところで、年金の最初の支払いですが、来年の2月15日になります。
その後は2ヶ月に1度、偶数月の15日。基金は*月1回での支給になります。
最初にいくらくらい支払われるのでしょうか?
遡りの分がありますので、合計172万円です。
「特別支給の老齢厚生年金」が160万円で、厚生年金基金のほうが12万円です。
その後は?
65歳までは10万円(2か月分)です。基金は毎年4万円の1回払いです。
少ないですが、出るようになっただけでも感謝です。
65歳からは16万円(2か月分)に増える予定ですので、少しラクになると思います。
そうですね。
国民年金しかない人なんて、月5万円くらいですよね。
人と比べてはいけないかもしれませんが、前向きにとらえたいと思います。
ぜひそうしてください。
それと、最後に年金証書のほうですが、
おそらく1月には届くと思いますので、大事に保管しておいてください。
わかりました。
かくして、斉藤さまの年金手続は、無事終えることができました。
斉藤さまの年金相談において、改善した点
斉藤さま(63歳男性) | 年金相談前 | 年金相談後 |
年金支給開始年齢 | 65歳1ヶ月 | 60歳8ヶ月 |
65歳時点累積年金額 | 0円 | 275万円 |
65歳時点年金額 | 61万円 | 97万円 |
年金額アップ額 | 0円 | 36万円 |
余命20年×差額年金額 | 0円 | 720万円 |
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