厚生年金・国民年金増額対策室 > 年金を増やす|国民年金基金Q&A > hkk0602
私は現在自営業をしております。
将来の年金が心配なのですが、
コマーシャルなどで国民年金基金というのを知り興味を持っています。
国民年金基金とはどういうものなのでしょうか?
国民年金基金は、自営業など国民年金の第1号被保険者の為にできた、
国が行っている、公的な上乗せ(2階部分)の年金です。
国民年金基金によって、サラリーマンの厚生年金、
厚生年金基金などとの年金格差が解消。
より豊かな老後を迎えることができます。
国民年金基金は、国民年金の第2号被保険者、第3号被保険者は入れません。
第3号被保険者は、将来1階建ての年金ですが、
国民年金基金も、付加年金も入れませんので、
民間の個人年金などでしか年金アップは図れません。
20歳から59歳11ヶ月までいつでも加入できます。
ただし、50歳代は入れる期間が少ないことから、
もらえる年金額も加入時年齢によって異なります。
合計68,000円まで、掛け金を自由設定できます。
終身か、期間確定年金か、
障ありか、保障なしかで選べます。
掛け金は全額社会保険料控除になりますので、
所得税、住民税が節税できます。
支払い状況の厳しい時など、
国民年金基金をやめることはできませんが、
減額することは可能です。
また、少し余裕があるときは、
掛け金を増額変更することができます。
国民年金基金だけの加入というのはできません。
国民年金とあわせて加入する必要があり、
国民年金の保険料を滞納していると、
国民年金基金の掛け金を納めることができません。
国民年金が仕送り形式の「賦課方式」なのに対し、
国民年金基金は「積立方式」です。
国民年金基金は、老齢のためだけではなく、
本人が受け取れるはずの年金がもらえる前になくなったとき、
遺族に遺族一時金が支給されます。
全額非課税です。
(遺族一時金は、保障期間ありを選択した場合)
国民年金基金からもらえる年金は、
公的年金等控除の対象です。
国民年金は、物価に応じて年金額が上下しますが、
国民年金基金は物価スライドがなくて確定給付です。
最近のように物価が下がっているときはいいかもしれません。
一旦加入したら、自分の意思では解約できません。
第1号被保険者でなくなったときなど、一定の条件で解約となります。
以上、国民年金基金の特長です。
民間の個人年金よりもずっといい制度だと思います。
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