厚生年金・国民年金増額対策室 小野塚社会保険労務士事務所 | 社会保険労務士 > 社会保険労務士試験 > 社会保険労務士を目指した理由と決意
私の前職は、総合小売業社員。 社労士と相性の良い人事部とは違い、所属は畑違いの婦人衣料。 毎日販売データとにらめっこしながら、売上の変化に一喜一憂。 自分の希望で入社した会社で、毎日が順調な日々を送っていました。 しかし一転。2000年の秋、私は会社を辞めました。
退社の日はヒンヤリ涼しい9月30日。 二度と来ることがない会社の控え室の、使い慣れたロッカーから自分の私物をとり分け、 お世話になった会社のこと、お店に来ると気軽に声を掛けてくれるお客さまの姿、 これからの自分自身の期待と不安。 まさに心ここにあらず。半分無意識で最後の片付けを終えました。
そして日が沈み終わる時刻。暗くなる空がまた気持ちを不安にさせます。
会社の敷地をあとにする最後の一歩まで来たところで一度振り返り、
そのまま何か胸が詰まる思いのまま帰宅しました。
「これで良かったのかどうなのか」
当時順風満タンな会社員生活を送っていた私は、 「このまま会社員をやっていくのも悪くないな」と考えていました。 しかし、時代は年功序列から成果主義への転換期。 自分の会社でも、成果主義が導入されるやいなや、大幅な人事異動。 中には階級を飛び越えて平、係長クラスへ2階級降格になる中年社員を横目に見て、 「いま準備しておかないと、10年、20年後に恐ろしいことになる」と直感しました。
準備。つまり、食べていける糧、ビジネスで評価されるものの備えです。 強みや特技、専門分野といったものが何もなく、このままの業務を続けていても、 なにもつぶしが利かないという気持ちが強くありました。 よく、「どんな仕事でも経験を積めば、それが生きてくる」という言葉もいただきました。
しかし、機械化が進んだ現代においては仕事が単純化され、 アルバイトでも社員と同じ様な仕事ができるようになってきています。 業種・職種によってはそれが当てはまらないこともありますが、IT化が進むまでと今とでは 事情が違いますし、どんな仕事でも全体の待遇がアップした成長社会の時代は今は昔。
量販店での仕事は、人と向かい合っているようで、人と向かい合えない仕事でした。 昔なら3人、4人でやる仕事を1人でやらなければならなくなった背景もありますが、 丁寧な接客をしようとすればするほど自分の仕事がはかどらなくなり、 困っていそうなお客さまがいても、細やかな接客はできず、 時間を取られるのを恐れて見つからないようにすることもしばしばありました。
人から感謝されたい、気分よく買い物をできるようにサポートしたいと思いつつ、 時間・物理的制約があり、心ならずとも"作業"に徹しなければ売り場がまわらないという 悲しい現実がありました。 しかし、本来は「ありがとう」と言ってもらえる仕事がしたかったのです。
1人1人に対するまごころ丁寧な対応が、「ありがとう」という結果となって返ってくる。 心の中ではお医者さまを理想の仕事象としておりますが、 社会保険労務士なら、困った人を助けられる感謝される仕事ができると思い、 その面からも、強く社会保険労務士の資格を目指すようになりました。
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社会保険労務士の仕事
1.社会保険労務士の仕事とは
2.社会保険労務士の役割とは
3.社労士以外の士業との比較
4.具体的な社労士業務の例
社会保険労務士の探し方
1.専門分野がある
2.法令順守
3.お客様の利益優先
4.専門外事項への対応
5.情報が早い
6.パソコン対応
7.人間的なフィーリング
社労士関連事務手続き
1.入社関連
2.事業開始関連
3.出産・育児関連
4.ケガ・病気関連
5.障害関連
6.死亡関連
7.定年関連
8.退社関連
9.不服申立関連
10.事業終了関連
11.随時・定期的手続関連
社会保険労務士法
1.1章総則~2章登録
2.3章権利義務~4章の2法人
3.4章3社労士会~6章罰則
社労士法施行規則
1.第一章 総則(1-1の2)
2.第二章 社労士試験等
3.第二節 紛争解決手続代理
4.第二章の二 登録
5.第三章 社労士の権利義務
6.第四章 監督
7.第四章の二 社労士法人
8.第五章 社労士会及び連合会