社会保険労務士の試験と苦手科目克服

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社会保険労務士の試験と苦手科目克服

社会保険労務士試験での科目の多さは前回触れましたが、 大体苦手になりがちな科目というのは決まっております。 一番多く聞くのは一般常識科目。 一般常識と言いつつも結局は「主要科目以外の社会保険・労働法・労働保険関連の 法律すべて」ですので、範囲は膨大かつ専門的です。 しかも試験直前期に出る「労働白書」からも出題されるということもあり、 この科目の学習時期はどうしても後回しになりがちです。

試験前1~2ヶ月といえば総復習をしつつ法律改正のチェック、応用問題の取り組みなど てんてこ舞いになる時期ですが、そこに来て雲をつかむような勉強をしなければ ならないために結局は大した対策を打てずに本試験に向かわざるを得ないのです。

これが受験2度目3度目の方なら、流れも読めて対策も打てるのですが、 1年目で余裕のない状態では慌てているうちに時間がなくなるのは仕方の無いところです。 基本のみを抑えて、最低点をクリアする準備しかできないのが普通ではないでしょうか。

社会保険労務士試験1科目1点で泣いた1年目の足きり

私の1年目の試験では、一般常識科目で足きり不合格だったのです。 他の科目も総合点も合格点を上回ったのですが、択一式の一般常識試験だけ3点でした。 基準は4点以上でしたので本来は不合格ですが、難易度によっては救済措置があるのが 社会保険労務士試験なので少し期待したのですが、やはり結果は不合格だったのです。

だからといって2年目に一般常識科目を集中的に学習して合格したのかといえば、 そうではありません。 ある程度の割り切りをもって、捨てるところは捨てるという覚悟がないと、 満遍なく得点することは不可能だからです。 社会保険労務士試験は、ほとんどの人ができる基本的な問題をレアミス無しに 確実に得点していくというのがポイントとなる試験ですので、わずか30%の人が答えられる 問題に時間を掛けるよりも、70%の人が得点できる問題を数多くこなしていく方が、 結果的に合格への近道になるのです。

1年で合格するような人ほど基本を繰り返し学習しているように思います。 それでは私の1年目の不合格はなんだったのか。実力もそうかもしれませんが、 運がなかったのです。 ただ2年目に間違った方向に進まなかったことが、リベンジできた要因だと思います。 間違っても運だけで合格できるような試験ではありませんが、 実力があってもどうしようもないという試験問題はよく見られます。

社会保険労務士試験の学習では、マニアックに走らない

実際に私が不合格した時の一般常識問題には、 児童福祉法という社会保険労務士業務の範疇外の問題も出題されました。 そのほか細部を突くような問題が多い年でした。 とはいえ過去問題の一般常識問題は基本をマスターすれば 十分に足きりされない点数は得点できたのです。

ピラミッドの上部が基礎で、下部が難問だとしたら、 下部に行くほど体積が大きいということになります。 難問ばかり出題される傾向の試験でしたら勉強方法も変わってくるのですが、 過去の分析から社会保険労務士試験は上部7割を確実に抑えれば合格できる試験です。 事実難問が出ているからといって大局を見失わなかったこと。 これが私が1年目で合格した秘訣です。

とはいえ基礎力がある上に時間に余裕があるのでしたら、 一つでも応用問題に取組んだほうが合格可能性が高まることは「言わずもがな」です。




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