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はじめての試験監督官

平成15年11月に社労士試験に合格し、平成16年の9月に開業登録。それから約1年後、 平成17年の8月の社労士試験では、はじめて社労士試験の試験監督官をやらせて頂くことになりました。 3年前は受験生としてはじめての社労士試験を、2年前は2度目の試験を受験生として経験していましたが、 まさか自分が試験監督官をやらせて頂けるとは思ってもみませんでした。

といっても社会保険労務士になれば若い人なら希望者のほぼ全員が試験監督官をやらせてもらえますので、 大したことはないのかもしれませんが、気持ちの上で「本当に社会保険労務士になったんだ」という実感が沸いてくるものでした。

試験監督官の具体的な体験内容

具体的には自分が所属する社会保険労務士会、東京なら東京都社会保険労務士会からの知らせで希望者が応募して、 選ばれると試験監督官をすることができます。 体力的に厳しい面もありますので、できるだけ若い人を優先的に選ぶということです。

試験当日前に打ち合わせ会に参加して、試験当日も朝は早めに準備にとりかかります。 1教室人数によりけりですが、私の場合は先輩社労士1人と大学生アルバイトが2名とそして私の4名が担当で、 4人一組で試験の運営に携わります。

教壇で注意事項などを受験生に伝える先輩社労士の方、それを補助しながら試験用紙を配布したり回収したりする私と大学生。 当然試験中もカンニングをしないように定期的に巡回したり、トイレ休憩の際は受験生と共にトイレまで付いていくことも仕事です。

受験生によい環境を作るのが試験監督官の役割

試験中巡回する時は、足音を立てたり物音を立てたりして受験生に迷惑にならないようにします。 私自身、集中する時は静かな環境を求める方ですので、回答している真剣な受験生の姿を見ていると、こちらまで緊張してきました。

自分の時は、会社を辞め無職になり2年目での試験で、もしだめなら3年、4年、5年と浪人してもおかしくないような状態でしたから 何が何でも合格を獲得しなければならず、その時の私と同じような境遇の方もいる筈だと思うと、「頑張ってください」と思うと共に、 少なくとも100%の力は発揮して欲しいと願うばかりでした。

そして何事もなく午後の試験も終わり、解答を集め、集計も合い、解散です。 独特の緊張感も解け、ホッとしつつも、こちらまで受験したような不思議な気持ちになりました。 はじめての試験監督官。とてもよい経験をさせてもらいました。




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