社労士試験後から開業前後の話 > 社会保険労務士事務所勤務から独立していく事務員の方の話

厚生年金・国民年金増額対策室 小野塚社会保険労務士事務所社会保険労務士社会保険労務士試験 > 独立と事務員勤務

厚生年金・国民年金増額対策室

社会保険労務士事務所勤務から独立していく事務員の方の話

前回の先輩社労士の事務所話の続きです。 先生はとてもやり手で、仕事でいっぱいになっている状況でした。 しかし、事務員は2人しかいなく、所長自体も雑務に追われる日々。 そんな中、事務員のうちの一人が近いうちに辞めて独立すると言い出したのです。

その事務員の方は主力選手で、何もわからないところから1年以上教え込んで、 ようやく手が掛からずバリバリ働いていけるようになったところでした。 先生自身の仕事もセーブして、その事務員さんの成長を後押ししたのですが、 もちろん本心は事務所の貢献を期待してのことでした。

何ともドライに感じる独立話

道義に反する行為ではないか…。 心のうちを聞くと「独立して仕事をしたほうが儲かる」という話。 でも、給与は成果に応じて分配し、今でも信じられないくらいの高給です。 それでも、これから事務所に貢献する段階で、したたかに独立を口にする。

先生は、やり手ですが開業歴が浅く年齢も若いです。 開業初期の事務員ということで、事務員をとても大事にされていたことは、 話を聞けば十分に理解できました。 わたしも、最初に先輩のことを知っていたら、 事務員募集に応募しただろうなあと思うほどです。

その辞めていく事務員にとっては確かに辞めた方が自分のためになると思いますが、 こういうことがあると、いくら温厚な所長でも次からは警戒してしまうんだろうな、 と思います。

他の社労士事務所の求人募集を見ても、 「独立をお考えの人はご遠慮下さい」 「ノウハウだけを学びに来る人はご遠慮下さい」 ということがチラホラ書いてあるのは、 他でも同じようなことが起きていることのあらわれだと思います。 人によるのかもしれませんが、ドライな人も多いのでしょうね。



社労士試験後から開業前後の話
  1. 社会保険労務士の試験に合格しても、すぐに資格はもらえません
  2. 少ない社会保険労務士事務所の事務員募集
  3. 社会保険労務士事務所勤務から独立していく事務員の方の話
  4. 誰もが考える、事務員か開業かの選択
  5. 社会保険労務士として開業するための事務指定講習
  6. 開業するための事務指定講習(座学編)
  7. 事務指定講習後の社会保険労務士登録のための手続き
  8. 東京都社会保険労務士会での新人研修会
  9. 9月14日、恐る恐る所属支部の支部長へのご挨拶
  10. 9月下旬、東京都社会保険労務士会豊島支部の研修に初参加
  11. 東京都社会保険労務士会豊島支部の研修後の飲み会初参加
  12. 東京都社会保険労務士会豊島支部ホームページの立ち上げ
  13. 支部は安心・同期は情報
  14. 社会保険労務士事務所開業とホームページ作成はセット
  15. はじめての試験監督官
  16. 年金業務を専門と決めた理由