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年金記録の訂正が24万人分も

最近は年金の支給漏れ関連のニュースが多いわけですが、今回のニュースは年金の納付記録の訂正です。これは、これから年金をもらう人も、すでにもらっている人も、かなり多くの方が行わなければならない手続きです。

2006年(平成18年)8月からの半年間。全国の社会保険事務所で年金記録にからむ相談をした180万人中、なんと24万人に基礎年金番号に統一されていない年金記録があったことが判明しました。

しかし、これは氷山の一角。社会保険庁には持ち主の分からない年金記録が5000万件あることがすでにわかっており、団塊世代の方の年金受給に伴い、同様の納付記録の訂正はますます増えてくると思います。

年金の納付記録の訂正ってなに?

年金の納付記録は、本来ならば基礎年金番号という一人一つの年金番号に、データがすべて入っていなければなりません。しかし、昔は基礎年金番号なんていうものはありません。会社に入り、転職するごとに新しい年金番号をもらうということも少なくありませんでした。

今回の24万人のうち、約15万人がそうした転職によって複数の年金納付記録を有していた人たち。約6万人は旧姓での記録。約2万8千人は氏名の読み間違い等。そして約2万5千人は、社会保険事務所の窓口での解決ができず、再調査。問題がなかったのは150万人でした。

年金の納付記録の訂正は何かというと、そうした新たに発覚した年金納付記録を基礎年金番号にデータを統合させることです。これにより、基礎年金番号だけ分かっていれば支給漏れなく年金を受け取ることができるようになります。

本人の勘違いか、社保庁のミスか

年金記録が見つからない人の中には、本当は保険料を払っていなかったというケースもあるように思います。厚生年金に加入していたつもりが、会社が厚生年金に加入していなかった。または、単純に本人の勘違いや、厚生年金に加入しない働き方をしていたなど。

しかし、先日のように国民年金の領収書があるにもかかわらず、社保庁側に本人の記録が残されていなかったという、完全に社保庁の年金記録管理のミスと呼べる事例もあります。

これは、2006年8月から12月までの86人分の国民年金保険料の納付記録が紛失された話で、31人分は市町村に記録が残されていたから良かったものの、55人分は記録がなかったというものです。この55人に関しては、当時の国民年金保険料の領収書がなければ、その分の年金は受け取れなかったという冷や汗ものの事例です。

あなたの年金記録は、無事見つかりましたか?

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