パート労働者への厚生年金適用拡大について、4月13日に閣議決定されましたが、新たな基準での厚生年金適用者の増加はわずか10万人台になる模様です。
パート労働者への厚生年金適用基準
従来「週30時間以上」勤務だった厚生年金適用の基準を、「週20時間以上」に改め、パート労働者の年金を拡充させようとする案。
この案で改正が行われれば、たくさんのパート労働者が厚生年金適用になります。しかし、途中から雲行きが変わり、パート労働者を多く抱える飲食業界やサービス業からの保険料負担にたいする反発の声もあり、結局はあれやこれやと厚生年金適用基準が増えていきました。新たに追加された基準は次の3つです。
- 月給が98,000円以上(残業代等を除く)
- 勤務年数1年以上
- 従業員300人以上
現時点で約300万人のパートに厚生年金が適用されているが、この基準で見るとわずか10万人の増加となる模様です。
現在平成19年の4月。7月に参議院の選挙があるから業界団体に遠慮した…なんていうことはないと思いたいのですが。