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国民年金保険料の徴収対象者を69万人不在扱いに

国民年金保険料の徴収対象者のうち、住所不在の「居所未登録者(不在者)」の件数が、2006年度末のデータで69万人にのぼることを社会保険庁が明らかにしました。過去、10万人が勝手に不在者にされていただけに・・・

居所未登録者(不在者)とは?

居所未登録者(不在者)とは、本来は、引っ越して転出届を出したものが、その後3ヶ月間以上転入届を出していない場合や、居住が確認できず、市町村の判断で住民票が削除される場合を指します。

問題となる居所未登録者

上記正当な理由で不在者とされることは問題がないのですが、郵便物が「あて先不明」として返送されただけで不在者登録される例や、国民年金保険料の長期滞納者に対して勝手に不在者登録する例があり、これが問題とされています。

過去、2005年度に新たに不在者登録された約33万9000人のうち、10万4777人に不正な処理が見つかったことがあり、今回出てきた数字の69万人のうち、どれだけの数が不正な処理によるものなのか、注目されるところです。

納付率向上のために

不在者登録された人は、国民年金保険料の納付率を計算する時の分母にカウントされません。つまり、長期滞納者を不在者登録することで、国民年金の納付率向上に寄与するわけです。しかし、納付率の数字が上がっただけで、それは偽りの納付率ですから年金制度にとっては大きなマイナスです。

いかに徴収するかという前に、いかに年金を信頼されるものにするかということを、まずは真剣に考えて欲しいと願います。

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