厚生年金・国民年金情報通厚生年金・国民年金増額対策室

« 厚生年金第3種(船員・坑内員)の被保険者期間特例 | メイン | 厚生年金保険料の督促、滞納処分、延滞金の流れ »

「消えた年金記録の件数」3つの考え

テレビなどの報道をみていると、「消えた年金記録」という言葉の使い方について、3通りの使われ方をしていることに気が付きました。どれも間違いではないのですが、事実を誤認してしまう恐れもありそうです。

私たちにとっての「消えた年金記録」

私たち国民にとっては、もらえるはずの年金がもらえないこと、または普通の手続をしてもらえなくなる恐れのある年金すべてが「消えた年金記録」です。

ですので、「消えた年金記録5000万件」という使い方をした場合には、国に年金記録自体が残っていて、照合すれば自分のものになる可能性の高いものについても「消えた年金記録」として扱います。

言葉通りの「消えた年金記録」

国にあるべき年金記録のうち、破棄・消失している部分の年金記録が、言葉通りの「消えた年金記録」です。

事実上の「消えた年金記録」

持ち主の判明していない宙に浮いた年金記録5000万件の中の、記録がミス・欠落している部分については、持ち主が照合してもなかなかみつからないのですから、いくら国にデータが残っていても、事実上消えてしまった年金記録と同じです。

生年月日や氏名、性別等のの打ち込みミス・転載ミス・記入ミス・書類の欠落、原因はいくつも挙げられますが、国もこのようなミスや間違いは存在していることを認めています。

「消えた年金記録」は法律用語ではないので

「消えた年金記録」は、厳密に言葉が定義されているわけではありませんので、どちらも間違いではありません。ただ、言葉の持つイメージ、インパクトの度合いから、政府与党は言葉通りの「消えた年金記録」を、政府野党は私たちにとっての広い意味での「消えた年金記録」を念頭に言葉を使用しているものと推察されます。(繰り返しになりますが、どちらも間違いとはいえません。)

詳しくは弊所ホームページのこちらのページにまとめております。
消えた年金記録・支給漏れ年金関連ニュース|消えた年金記録とは?

厚生年金増額対策まとめ厚生年金繰り下げ受給加給年金中高齢の特例60歳台前半の特例定時決定育児休業
退職改定任意単独被保険者高齢任意加入被保険者在職老齢年金3歳未満の養育特例
国民年金増額対策まとめ任意加入被保険者国民年金繰り下げ受給保険料免除制度国民年金基金時効の2年間
前払制度(保険料前納)会社員(厚生年金加入)付加年金第3号被保険者
年金Q&A公的年金制度と年金問題老後の年金生活の実態よくある年金の勘違い年金と税金
年金、ここが損得の分れ目国民年金の保険料国民年金保険料の免除厚生年金の保険料
年金の受給全般老齢基礎年金の受給老齢厚生年金の受給加給年金の受給寡婦年金
厚生年金保険への加入国民年金への加入年金の任意加入離婚時の年金分割
遺族厚生年金 遺族基礎年金中高齢寡婦加算在職老齢年金QA国民年金基金QA
年金の手続きその他年金受給者の手続き裁定請求書の書き方と留意点年金相談事例厚生年金の受給開始年齢
年金読書録(年金、年金生活、社会保障関連の本)消えた年金記録とは?プライバシーポリシー