6月初頭、わが家に社会保険事務所の国民年金徴収員が、保険料の催促に訪れました。私もよくないのですが、保険料をまとめて払うというスタイルのため時々徴収員が訪れます。しかし、支給漏れ年金がこれだけ問題になっているこの時期に徴収作業とは少し驚きました。
国民年金支払い、私のいけない告白
私は自営業なので国民年金に加入しています。
口座振替を勧められることもありますが、現金払いによって保険料を払う実感を確かめ続けたいとの思いから、ずっと納付書による現金払いです。
しかし、私はあまり計画性があるほうではありませんので、ちょくちょく保険料の存在を忘れ、数ヶ月保険料の支払いが滞ることがあるのです。
そのため私のところには、社会保険事務所の国民年金保険料徴収員がそのたびに催促に訪れ、数日後に現金を用意して支払いを済ませます。まるで目覚まし時計に促されているようで、後ろめたさもありますので「毎度すみません・・・」と心の中で反省しています。
未納は・・・1ヶ月です。
20歳から会社員時代をはさんでほとんどが国民年金ですが、支払いは遅れても未納になる時効の2年は死守してきました。過去計算ミスで1ヶ月未納になってしまったのですが、その他は納付済の期間です。これからも、納付期限の翌月末日まで支払い続ける自信は・・・なるべく頑張りますが、滞納(ここでは時効の2年に掛からない部分を滞納ということにします。)はしても、もう未納(ここでは時効の2年を過ぎた部分を指します。)はしないつもりです。もちろん自分のためです。
さすがにこの時期の催促には?
保険料の支払いを滞らせる私が悪いのですが、支給漏れ年金の問題で、年金相談窓口がパンク状態といわれる中で催促に来られるというのには本当に驚きました。土曜日だったので、影響はないということなのかもしれませんが、国民がこれだけ支給漏れの問題で怒り心頭な時期に訪れてこられるとは。ちょっと時期をずらして欲しい気がいたしました。
心配です
ここで恥を忍んでこのように書いているのは、私自身の感情の吐露ではありません。むしろ、年金を扱う仕事をしている私がこのような支払いスタイルであることは良くないと自覚していますし、催促に来られるたびに看板を手で隠したくなる心境になります。今回も、その後すぐに集められる現金を持って数か月分の保険料を納めました。反省の気持ちを込めて。
しかし、他の方はこの時期の催促についてどう感じたのかと、聞いて回りたい気持ちにもなりました。
徴収作業の重要性はいちいち言うまでもありませんが、国は「年金制度の理解を求めたい」と言っているのですから、この時期の徴収作業が、はたしてその理解を求めることにつながるかどうか。
年金の一番の根幹である思い、「ちゃんと払ってもらえるの?」「年金はつぶれないの?」という声が広まり疑心暗鬼になっているこの時期、「保険料支払いの必要性」を説いても火に油を注ぐことにはならないのでしょうか?国民年金の未納に拍車がかからないのでしょうか?少し心配になりました。