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昭和40年代に「消えた年金(国民年金)」が多いワケ

国民年金で「消えた年金」となってしまっているのは昭和40年代半ばから後半にかけてが多いように思います。なぜか昭和40年代だけ数ヶ月、ないしは3年4年と国民年金に空白がある。その他はきちんと納付しているのに・・・。おそらくその原因は、国民年金被保険者台帳の廃棄時期と無関係ではないようです。

昭和48年(1973年)1月19日 国民年金被保険者台帳の廃棄

国民年金の保険料納付記録や免除記録を管理する国民年金被保険者台帳(旧台帳)は、昭和40年以降に電気通信用紙(さん孔紙という)に順次切り替えられ、昭和48年1月19日には社会保険庁・業務課長名(業発第49号)にて国民年金被保険者台帳(旧台帳)の廃棄の指示文書が出されています。

そして、これが最初の国民年金被保険者台帳の廃棄だったため、もしかしたら年金記録の移管がズサンだったことが、この昭和40年代の国民年金記録漏れの原因なのかもしれません。

団塊世代が20歳代の時代です

団塊世代を中心に人口ボリュームのある世代がちょうど20代の頃に国民年金の年金記録の移管、そして国民年金被保険者台帳の廃棄が行なわれたことになります。

だから昭和40年代の国民年金の記録漏れが多いのだと思います。

しかも、20歳代といえば学生も社会人もいて、就職や結婚、その他人生のイベントも多く、年金制度もそのたびに移り変わることになりますが、年金は複雑ですので、手続きの点でも正確に行われていたとは言い切れません。

この辺は記録漏れが潜在化していた一つの要因で、今回の消えた年金騒動の中において、年金記録の確認が進めば、さらに昭和40年代の「消えた年金」が顕在化してくるものと思います。

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