消えた年金問題で、もはやほとんどの人が自分の年金記録を確認したものと思われますが、社会保険事務所窓口の混雑を避けるために静観して見ている方もいらっしゃると思います。そこで、まだ自分の年金加入記録を確認していない人のために、年金記録の確認方法をおさらいしてみようと思います。
年金記録の確認方法4つ
年金記録の確認方法は、社会保険事務所の窓口での確認の他、電話、インターネット、郵便の4つの方法があります。
年金記録の確認方法1「社会保険事務所窓口」
社会保険事務所に出向いて年金記録を確認する方法です。その場で確認できることはもちろん、パソコン画面上の年金記録を印刷してもらって持ち帰ることができます。
これが郵送の場合「被保険者記録照会回答票」が送られてくるだけですが、窓口ならば年金見込額や繰上げや繰下げをした場合の見込額なども出してもらえます。
また、説明を聞けること、疑問点があった場合にすぐに質問できること、年金記録の訂正もその場で行えることなど窓口ならではのメリットは多いです。
デメリットは待つことや労力の問題だと思いますが、正直一生の生活を支える年金のことを思えば、何度社会保険事務所に出向いても、なんでもないことだと思います。
社会保険事務所への基本的な持参物は年金手帳ですが、年金手帳が見つからない場合には、本人であることを確認できるもの(運転免許証、保険証等)のほか、社会保険事務所や社会保険業務センターからの郵送物があれば、一緒に持参します。
よくわからない人は、認印も身分証明証も通帳も、年金に関係しそうなものすべて持参することをおすすめします。当然年金手帳が複数あるときには、そのすべてを持参します。
年金記録の確認方法2「電話|ねんきんダイヤル」
電話で申し込む方法です。後日「被保険者記録照会回答票」の他、年金加入記録が違っていると思われる場合に社会保険事務所に提出することになる「照会申出書」の様式等も郵送されます。基礎年金番号等により本人確認を行います。
- ねんきんダイヤルの番号|0570-05-1165
- ねんきんあんしんダイヤル|0120-657830
年金記録の確認方法3「インターネット」
社会保険庁のホームページで年金加入記録を確認する方法です。
社会保険庁:年金個人情報提供サービス
まず、このページを利用して自分の年金記録を確認するために、IDとパスワードを取得しなければなりません。そこで、基礎年金番号、住所、氏名、任意のパスワードをパソコンで打ち込んで、社会保険庁で決めたIDとパスワードが郵送されるのを待ちます。
混雑期は1ヶ月掛かることもあります。
そして、郵送されたらID、パスワード、基礎年金番号を使い、インターネットで自分の年金記録をいつでも確認できるようになります。
とはいっても、このような手続は少々しんどいです。
私も試しに申し込みましたが、申し込んでいざ使えるようになるまで、相当な徒労感が残りました。そのため、最初の1回しか使っていません。
いつも使うものならばいいのですが、たまにしか使わないページですので、「パスワードやIDはどこにしまったかな?」「どこのページで見られるんだっけ?」「どこに何を入力するんだっけ?」などなど一連のプロセスが面倒なのです。
年金記録の確認方法4「郵送|ねんきん定期便」
ねんきん定期便の開始は2008年(平成20年)4月からです。ねんきん加入者すべてに年1回、年金加入記録が通知されることになっています。
現時点(平成19年7月)では58歳到達月の翌々月に、加入している年金制度やその期間などを記載した「年金加入記録のお知らせ」が社会保険業務センターから送付されています。