60歳前後の人は、年金受給開始がまじかということもあって、国民年金の未納分を2年分まとめて納めたり、60歳からの任意加入に加入したり、年金に対して積極的な考えになる人が多いように感じます。そこで、65歳まで1年、2年、3年、4年、ないしは5年まるまる任意加入した時に、何年で元が取れるのかを見ていきます。
国民年金任意加入の保険料の合計額
平成18年度の国民年金保険料(1ヶ月13,860円)が65歳まで固定だとして、まずは65歳までの保険料累計額を見ていきます。
- 60歳から61歳まで(合計12月)=166,320円
- 61歳から62歳まで(合計24月)=332,640円
- 62歳から63歳まで(合計36月)=498,960円
- 63歳から64歳まで(合計48月)=665,280円
- 64歳から65歳まで(合計60月)=831,600円
増えた年金分の受け取り合計額
- 65歳から66歳まで=99,000円
- 65歳から67歳まで=198,000円
- 65歳から68歳まで=297,000円
- 65歳から69歳まで=396,000円
- 65歳から70歳まで=495,000円
- 65歳から71歳まで=594,000円
- 65歳から72歳まで=693,000円
- 65歳から73歳まで=792,000円
- 65歳から74歳まで=891,000円
1年間保険料を納めると、19,800円の年金額アップ
任意加入に限らず、国民年金の保険料を1ヶ月納めると、その分約1,650円の年金アップ、1年間保険料を納めると、約19,800円の年金アップに繋がります。
60歳から65歳まで任意加入した場合は約99,000円の年金アップになり、これは73歳から74歳までの間に元が取れる計算になります。
自分は元が取れる?
厚生労働省「平成16年度簡易生命表」によると、男性の平均寿命は78歳、女性の平均寿命は85歳ですので、元が取れる可能性は十分に高いものと言うことができます。
もしかしたら多少給付水準が下がる恐れもありますが、元が取れることには変わりは無さそうです。
ちなみに私自身、親族にも任意加入をするように勧めています。